タバコをやめるなら...徐々に?一気に? 読者の成功エピソードから探る「禁煙のコツ」
禁煙を成功させた読者の話を聞いていくと、どうやら「タバコのやめ方」には2つのパターンがあるらしい。
徐々に本数や重さを減らしていく長期計画派か、スパッと一気に止めてしまう短期集中派だ。理論派と本能型と言い換えることもできそうだ。ともあれ、Jタウンネットが募集している「禁煙成功エピソード」を見ても、ほぼ全てがこの2パターンのどちらかに分類できる。
というわけで今回は、「徐々に減らす?一気に止める?」というテーマで選んだ投稿を紹介しよう。
もう買いません!(画像はイメージ)
徐々に減らしてみる
まず初めに紹介するのは奈良県在住のNさん(40代後半・性別不詳)の投稿。20代半ばから吸い始めたタバコを40歳までにやめる長期計画を打ち立てたという。
「10ミリから6ミリ、3ミリ、1ミリと1年ごとにニコチン量を減らしていき、35歳で1ミリに到達した」
と話すNさんは、マイルドセブン(現メビウス)からライト、キャスター3ミリ、キャスター1ミリと銘柄を変遷させたという。
翌年にはやめる流れであるが、仕事のストレスもあって1ミリから0へのムーブができない。
そして43歳の時に電子タバコと出会い半年間ズルズルと吸ってしまったという。しかしその後はスパッとやめることができたと話す。
「いずれやめるという長期計画を立てて達成できたので、ストレスは全くありませんでした。今ではタバコ代を積み立て貯金に回す事が出来ています。結構貯まっているのを見て、今までお金を燃やして余計な税金を払っていたのだなとつくづく思います」
一言余計だが、いずれにせよ長期計画型である。
なかには、我慢に我慢を重ねたすえ、やめた人もいる。年齢不詳・所在地不明の女性Iさんからは、「禁煙簡単でしたよ」と便りが届いた。大晦日に翌年の抱負がないと親戚に話すと、
「禁煙すれば」
と言われ、挑戦を始めたという。1日1箱前後吸っていたアイコスを、仕事始めまでに2日で1箱まで減らした彼女。仕事が始まってからは職場のロッカーに放置していたと話す。
「水商売だったので、タバコの誘惑、手持ち無沙汰など具体の心配もありハードルは低め設定にしました。1日目、話が盛り上がったりお酒で紛らせたりしていればタバコのことを少し忘れられますがお客様が吸ったり、暇になると吸いたい欲求が。でもその度に『今吸わなかったら死ぬ?』『いや、まだ死ぬほどではないな』の自問自答を繰り返し1日目終了。
もちろん寝起きや食後の誘惑はありましたが一日我慢できたことを思うと二日目に吸ってしまうのがもったいなくなりもう少しやってみようとまた自問自答。
3日目ぐらいからニコチンが抜けてきたのか眠さがキツくなりましたが思いの外、我慢が楽しくなって一週間過ぎた頃には余裕が出てきました」
禁煙を始めて1か月が経ち、アイコスを一口吸ってみると不味いと感じ、吸えなかったという。それから2年が経ち...。
「今では立派な嫌煙家です」
と自信(?)に満ちている。
教えて!あなたの「禁煙成功エピソード」
ここまで我慢し頑張ってきた人物の投稿を紹介してきた。だが寄せられた投稿の中には、
「タバコを買わなければいい。ただそれだけです」
と身も蓋もないエピソードも届いたので併せてご紹介する。
福井県在住のKさん(年齢不詳・男性)は、そもそも煙草が身の回りにあるのに吸うことを我慢することは困難だと話す。
「大多数の人はタバコを吸いたいときにタバコを買うのではなく、単にコンビニ等で習慣的に買ってしまうのです。そこでちょっと考えて買わない。それだけです」
と、わが身振り返ると、ごもっともな内容である。
「多分吸うのは我慢できなくても買うのって結構我慢できるものです」
と話すKさんは、この精神で30年間、1日2箱弱吸っていた煙草をやめたと述べた。
所在地不明のRさん(40代男性)は、喫煙者時代を振り返る。あの時は愛煙していたセブンスターメンソールを切らさないよう常に2箱は持ち歩いていた生活。ライターも数個、色々な鞄に常備していた彼は、ふとした時、
「煙草を買いに行くとか、ライターを準備しておくのがとても面倒だ」
と思ったという。生来のめんどくさがり屋な性格が功を奏し、未練なく吸うことをやめたと話す。
「今思うと不健康なことをしていたなというより、煙草にかける時間がもったいなかったなということを強く感じます。自分の経験が禁煙したい方の一助になれば幸いです」
「禁煙成功エピソード」、募集します
今回は、「徐々に減らす?一気に止める?」篇をご紹介した。
いかがであったろうか。
禁煙したいと思っている皆さま、辛抱強くなければいっそのこと買わないという選択肢も視野にいれてみるのもいいかもしれない。Jタウンネットではまだまだ読者の皆様の「禁煙成功エピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、あなたが吸っていた銘柄、具体的なエピソード(どんなことをしたら、言われたら禁煙に成功したか、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。