ゲーム機専用音声アシスタント「PlayStation Assistant」開発中?PS5(仮)に搭載か
おそらく2020年のホリデーシーズン(年末商戦)にリリースされると予想される、ソニーの次世代ゲーム機PlayStation 5(仮称/以下PS5)。それと強い関連が推測されるゲーム機専用の音声アシスタントに関する特許を、ソニーが出願していることが明らかとなりました。オランダのメディアTechtasticは、ソニーによる「人工知能を使用した音声ヘルプシステム」と題された特許出願を発見したと報告。さらに調査会社のアナリストDaniel Ahmad氏も同特許に関してツイートしており、世界知的所有権機関(WIPO)に出願されていることが判明しています。
この音声アシスタントは、仮称が「PlayStation Assistant」といかにもな名前です。まず第1の用途は、ゲーム機で遊んでいるユーザーをお助けすること。運用例のイメージでは『Horizon Zero Dawn」が使われていますが、たとえば鉄の剣がどこにあるかを尋ねると、PlayStation Assistantはその時点で何が起こっているかを踏まえており、文脈に基づいて機能します。

その仕組みはAlexaやGoogleアシスタントと同じく、必要な情報をソニーのサーバーに要求し、得られた回答を画面上に表示するというもの。プレイヤーはミッションや場所、敵やパズルに関する情報もリクエストできるとのことです。

また、ゲーム専用機のみならずモバイルデバイスでも利用が想定されているようです。たとえば、いつゲームを始めたのか、どのぐらいプレイしたのかも音声で確認が可能。さらにリアルタイムでマップ画像が表示されるため、そのエリアで何をすべきか、どこに行くべきかも見ながらプレイできるといった具合です。

特許が出願されたからといって、必ずしも製品化や実用化にまで至るとは限りません。ましてPS5に導入されるかも不明ですが、「ソニーが音声アシスタント技術を研究している」事実は確かなこと。テレビの全画面をゲームが占拠する一方で、スマホ画面で攻略サイトを見ながらプレイするのはよくあることで、ソニーに限らず他社ゲームプラットフォームも導入を検討して頂きたいかもしれません。