幼稚園の需要も、印刷できる吸音パネルの秘密
サウンドマイルドは、500ヘルツを中心とした中音域の音を吸収し、個室空間での声の反響を少なくする。また500ヘルツ以上の音の残響時間を約半分に減少できるため、余計な声の響きは減って声が聞き取りやすくなる。
例えば35立方メートルの会議室の場合、最適な残響時間は0・45秒位が目安とされる。0・45秒に近づけるには450ミリ×450ミリメートルの大きさのサウンドマイルドを24枚設置するのが望ましい。サウンドマイルドがない場合は500ヘルツの残響時間は1・43秒となる。
サウンドマイルドには、ArT以外にシンプルなデザインの標準タイプや、人工観葉植物と組み合わせたフェイクグリーンの3種類をそろえる。2012年の発売から徐々に売り上げが伸びている。CSカンパニー企画開発部の永楽秀樹担当課長は「音の響く会議室だけでなく、幼稚園など音に対する需要が増えてきている」と分析する。オフィスの働き方改革による需要も出ている。(文=高島里沙)
