Microsoftのインターンが夏のインターン期間の空き時間を利用して、歌・ダンス・演奏・構成まで全て自主製作の、Microsoftの歴史を学べるミュージカル「Microsoft the Musical」を作成、YouTubeで公開しました。やけに耳に残るキャッチーなメロディや、歌やダンスのレベルの高さ、Microsoftへの愛を示しつつもWindows Phoneへの批判を辞さない姿勢などが話題となっています。

Microsoft the Musical - YouTube

アイデアが山のように書かれたスケッチとともにMicrosoft the Musicalがスタート。



「昔の世界は、今あるような世界じゃなかった。世界を変える『夢』が存在したんだ」と熱く語る青年が……



急に透き通るような声で「あるところに青年がいた。目は悪いけれど、水晶のようにクリアなビジョンを持つ若者が……」と歌い出しました。



青年は立ちあがり、さらに歌が盛り上がり出します。「彼がアイデアについて仲間について尋ねた時、製品も、その説明もなかった」「しかし、世界を変えることになった」



「その名はビル・ゲイツ!」ということで登場したのはドレッドヘアの女性。



「私はビル・ゲイツじゃないんだけど」と返す女性に「まだね!でもビル・ゲイツっていうのはアイデアの一部みたいなものだから」



手を取り合って外に飛び出した2人。「ビル・ゲイツの夢は当時ばかげたものに見えたけれど、彼はチームを集めた」と歌い出すと……



あっという間に仲間が増えました。撮影場所はMicrosoft社内で、実は歌って踊るメンバーたちはMicrosoftの2019年夏のインターンとMicrosoft社員たち。インターンたちは社員の協力を得て、夏の間、早朝の時間、週末、夜といった仕事の空き時間を割いてムービーを作成したとのこと。



「ここで起きていることはただの夢じゃない」ということで時間軸はパーソナル・コンピューターが生まれた後の時代に。



「WindowsはMicrosoftの『賭け』で、後の製品はそのボーナスから生まれた」「Vistaのことはみんな忘れたし、世界を補助したシステムの数々も忘れてしまったけれど!」



数々のデバイスが生まれましたが……



Surfaceが生まれた時に不要になってしまいました。



MicrosoftはExcel、PowerPointといったソフトウェアでオフィスのあり方をも大きく変えてきました。



「全世界で私たちの製品は知られています。電話を作ろうとした時を除いて」ということで、若干のWindows Phone批判も入ります。



「ここで起きることはみんなオフィスのスタンダード」ということでとにかく踊って踊って踊りまくります。









もはやここがMicrosoft社内で写っているのが従業員であることを忘れてしまいそうなダンスショー。



さらにダンスは続きます。今度はアイドルのPVのような演出に。





「未来を見るための競争が現実を決める!」ということでVRを装着中の女性。Microsoft HoloLensは記事作成時点でも開発中の端末です。



そしてMicrosoftの背骨と言われるMicrosoft Azureはタップダンスと共に表現。「クラウド(雲)」とかけて雨傘を手に持ちます。



「これでクールだと思うのなら、ここにあるものはもっと信じられないよ!」と女性は社内の中でも秘密の場所へ……。



ただしモザイクの世界でした。



フラッシュモブのような一幕がありつつ……



社内のコーヒースタンドへ。「ラテに、人を成功に導くものを追加で」と無茶振りする女性。



「特別な材料はないよ。みんなが自分の成功をもたらすんだ」と、ミュージカル映画によくある諭し役はビル・ゲイツ……ではなく、Microsoft社員のようです。



最後は「1つのガジェットが地球上の一人一人の人に力を与え、世界を変えられる夢を最大化させた」と会社の前でみんなでダンスを踊って締めくくられました。



ムービーの最後は映画のようにクレジットで締めくくられますが、クレジットを見ると歌やダンスだけでなく構成や演奏までインターン主導で行ったことがわかります。なお、ムービーはMicrosoft公式が公開したものではなく、インターンが作ったYouTubeアカウント「You Can, You Should, You Will」で公開中。あまりの力作っぷりに3日で約17万回再生となっています。