間も無くしてブンデスリーガ開幕戦を迎える、昇格組SCパダーボルンだが、その直前となる木曜日に、今季いっぱいまでとなっていたシュテッフェン・バウムガルト監督との契約を、2021年まで延長したことを発表した。契約はブンデス1部2部ともに有効。さらにkickerが得た情報によれば、契約には例外条項も含まれているようだ。ただその逆に苦境に陥り、早期に退団となる場合の和解金も設定されている模様。

 マネージャーを務めるプルゾンジーノ氏は、「この2年間で果たしたこの素晴らしい飛躍」へ寄与した同氏の手腕を評価し、一方でバウムガルト監督は「最高レベルの舞台で指揮官を務められる」この機会を与えてくれたことへの感謝の気持ちを述べた。「これからは我々のサッカーに対する考え方をもとに、ブンデス1部でも成功をおさめていきたい。攻撃的なスタイルを失うことなくね」

 バウムガルト監督は、2017年4月に降格争いを展開していたSCパダーボルンの監督へと就任。しかしそれから5試合で勝ち点11にとどまり3部へと降格を喫したのだが、1年で2部へと返り咲き。そこでパダーボルンとの契約を2020年まで延長していた。

 さらにその勢いは止まることなく、昨シーズンでは昇格組ながら、ブンデス2部2位で、2014年以来となる1部へと返り咲いており、2シーズン連続昇格という中で、まさに顔というべき存在となっている。