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女優の田中美佐子が31日、都内のホテルで行われた東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『それぞれの断崖』(8月3日スタート、毎週土曜23:40〜)の制作発表会見に登場し、女優の泉ピン子を激怒させたエピソードを明かした。

このドラマは、志方恭一郎(遠藤憲一)の中学生の息子・恭介が、13歳の同級生に殺害されたことをきっかけに、崩壊する家族とその再生を描く社会派作品。田中は、恭一郎の妻・雪子役を演じる。

ドラマのタイトルにかけ、自身がこれまで最も“断崖に立たされたエピソード”を聞かれた田中は「実際にあったとしても、そんなこと言えないですよ(笑)」と躊躇(ちゅうちょ)しつつ、「しいて言うならば」と、昔のドラマ撮影での話を打ち明けた。

その日最後のシーンの撮影が深夜0時に終わり、あとはチェックでOKになるのを待つだけだったが、当時多忙だった田中は、翌朝も仕事で早いことから「確実にOKだったと思って、急いで帰りたくて」と、OKが出る前にスタジオを出てしまうという行動に。

しかし、そのシーンはOKにならず、もう1回撮影しようにも田中がいないという事態が発生。当時は携帯電話もなく、案の定「次の日に死ぬほど怒られて…」となってしまった。

さらに、ここで共演していたのが泉ピン子だったが、「次の日がフジテレビだったので行ったら、なぜかピン子さんもフジテレビだったんです。それで会ってしまって『美佐子、ちょっと来い』と呼び出されて、『ああ、終わった』と思って。そのときが一番怖かったですね。本当に断崖に立った感じ」と、恐怖の体験を回想。

ピン子からは「全員残ってただ1人おまえが帰るってなんだ!」と怒られ、必死に謝罪したそうだが、「その時は忙しかったから大して反省してなくて、『女優終わるかも』っていうことのほうが心配だったんですけど、最近『あれは良くなかった』とやっと思いました」と、大人になって事の重大さを理解したことを語っていた。