『毒戦 BELIEVER』日本版ポスタービジュアル
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 狂気の巣窟に潜入する麻薬取締官を描いた韓国映画『毒戦 BELIEVER』が、10月4日より日本公開されることが明らかになった。

 ジョニー・トー監督の『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2012)を韓国でリメイクした本作。姿なき麻薬王を執拗に追い続ける麻薬取締官のウォンホ刑事は、組織に見捨てられた青年ラクと手を組み、大胆かつ危険極まりない潜入捜査を決意。麻薬に魅入られた人々の巣窟に立ち向かっていく。

 オリジナルの重厚な銃撃戦アクションを受け継ぎつつ、『お嬢さん』『渇き』などで知られる脚本家のチョン・ソギョンが大胆な脚色を加え、幾重にも伏線が張り巡らされたノワールエンターテインメントに仕上げた。メガホンを取ったのは『京城学校:消えた少女たち』のイ・ヘヨン監督。韓国では潜入捜査ノワールの傑作『新しき世界』(2013)を超える観客動員数500万人突破を記録したヒット作だ。

 キャストには、『お嬢さん』の怪演で強烈なインパクトを放ったチョ・ジヌンがウォンホ刑事役、『タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜』などの若手実力派リュ・ジュンヨルがラク役で名を連ねている。また、本作が遺作となった故キム・ジュヒョクさんは闇マーケットを牛耳るボスを圧倒的な存在感で演じ、第39回青龍映画賞と第55回大鐘賞映画祭で助演俳優賞に輝いた。(編集部・吉田唯)

映画『毒戦 BELIEVER』は10月4日よりシネマート新宿ほか全国順次公開