中国の産業用ロボット市場、2025年に1兆円の大台迫る
19年は同11・3%増の4125億円を見込む。用途別では組み立てや搬送系のロボットが、18年にスマホ関連の需要減少、米中貿易摩擦による設備投資抑制などの影響で伸びが鈍化した。19年は貿易摩擦の影響緩和が期待され、人手不足や人件費高騰を背景とした底堅い自動化ニーズによる伸びを予想。水平多関節(スカラ)型や、小型垂直多関節型ロボットなどの伸びがけん引するとみる。
クリーン搬送系では、ガラス基板搬送用ロボットが、フラットパネルディスプレー(FPD)向けの設備投資が低調なことから21年以降の本格回復を予想しており、ウエハー搬送用は19年末ころからの需要回復を織り込む。
一方、中国では国家主導による現地ロボットメーカーや部材メーカーの育成が進展。大手だけでなく中小の中国ロボットメーカーも実績を伸ばしており、今後は新旧メーカーのシェア構造の変化を含めた競争の激化を予想する。
