映画『新解釈・三國志』大泉洋と福田雄一がこれまでに無い視点で三國志を描く

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映画『新解釈・三國志』が2020年に公開される。日本でも人気の中国を舞台にした歴史書物「三國志」を福田雄一がオリジナル脚本で描く。

三國志とは

三國志は、1800年前ほど昔、中国・後漢の時代、魏、呉、蜀の3国が中国の覇権争いをしていた史実をまとめた書物の名称。蜀の劉備玄徳と彼を支える武将を中心に、魏の曹操、呉の孫権をはじめ、中華統一を目指す英雄たちを描いた作品だ。それぞれのキャラクターが個性あふれる武将で、日本でも過去に小説、漫画、映画、ゲームと幅広く描かれ、愛されてきた。

「三國志」は事実をベースにしながらも、その中には、現実味にかける逸話、解明されてない内容、そして謎も数多く存在し、読み手によっても異なる解釈がされてきた。そこに目を付け、『銀魂』『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』などのコメディで飛ぶ鳥を落とす勢いの監督・福田雄一が “福田流の新解釈”で実写映画する。

大泉洋と福田雄一による、新解釈・三國志

注目はやはり、謎が多いことをいいことに、”今まで誰も想像し得なかった新たな解釈で三國志を描く”ということ。物語に登場する武将たちは本当はどんな人物像だったのか?

劉備、関羽、張飛の「桃園の誓い」や諸葛亮孔明との「三顧の礼」などをどのようなドラマとして描くのか?同じく中国を舞台とした歴史大作であり、ヒットが記憶に新しい映画『キングダム』のようなスケールで描くのか?あるいはB級コメディなのか?その全貌は今のところ明かされていない。

劉備玄徳を大泉洋

主人公となる劉備玄徳を演じるのは大泉洋。「桃園の誓い」で関羽・張飛の二人と義兄弟の契りを結び、仁徳と義を重んじ、やがては「蜀」を建国する武将だ。高い志をもつものの、仁が強いが故に何度も逆境に陥り、なかなか領土を広げることができなかった。

大泉洋コメント
あまりに好き勝手にふざけてますから、三国志ファンや、中国が怒るんじゃないかと心配で、、、同じ中国が舞台で、配給もプロデューサーも一緒なら僕は「キングダム」に出たかった!(笑)
こっちは今まで見たことのない、ボヤキ続ける劉備とか、めちゃくちゃ軽い諸葛孔明とかばっか出てきますからね。新解釈とかいう問題じゃないんじゃないかと、私はとにかくそれが心配です(笑)

「水曜どうでしょう」のノリで劉備玄徳を描きたかった

福田雄一は、『新解釈・三國志』の企画をかなり前から考えていたようで、劉備玄徳を大泉でどうしても描きたかったという。一番のコンセプトは「水曜どうでしょう」のノリの大泉洋が、劉備玄徳をやるとうこと。例えば、”ずっと愚痴と文句しか言ってない劉備玄徳”、”何一つ将軍っぽいこと言わない劉備玄徳”。

福田雄一コメント
これ、いけないことかもしれないんですけど、僕は大泉洋のファン過ぎて、全部が面白く感じちゃっていて。皆さんはどうですか?ってプロデューサーに相談するくらい面白い。三國志ファンの方々がなんておっしゃるか不安ですが、あくまで”新解釈”と思っていただければ、と思います。

『新解釈・三國志』
公開:2020年
脚本・監督:福田雄一
出演:大泉洋
プロデューサー:北島直明、松橋真三
配給:東宝


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