メディテーションスタジオ『Medicha(メディーチャ)』

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東京・南青山で開店する瞑想スタジオ『Medicha(メディーチャ)』が28日、グランドオープンを控えたところで、報道陣向けに内覧会を実施した。

この店舗は、三菱地所の100%子会社であるMedicha(メディーチャ)株式会社が手掛けた瞑想スタジオ。メディテーション(英語で、瞑想の意)を核とした専門スタジオで、WEB上からの事前予約を受け付け、1回あたり8,000円(税別)で約80分のプログラムが利用できる施設だ。

創業者である長嶋彩加氏と山脇一恵氏に話しを伺ったところ、「Medichaは、メディテーションとお茶を掛け合わせた造語です」と店舗名の由来が明かされ、考えた抜いたコンセプトは「自分に余白をつくる贅沢な時間です」との説明があった。

建物の地下一階に造られた"没入体験型"の施設。「80分間、4つのお部屋を体験できるコースがございます。その80分間、何も考えない時間を持つことで、自分の身体感覚のスキルを高めていける施設となっております」との概要も示された。

▼ 同施設では、4つのステップで構成されている

メディテーションスタジオ『Medicha』


ターゲットとするのは、長時間労働などで多くのストレスに晒されている都市生活者。五感全てを解放する独自のメディテーションプログラムを専門家と共に開発した。

「フランスだと、空港の施設に瞑想スタジオがあったりします。日本でも、ここ数年、目立ってきましたね」との話しあり、瞑想ビジネスは広がりつつある分野だという。

その瞑想ビジネスは始まったばかり。スタジオを初めて利用する方に向けて、次のようなメッセージがあった。

「瞑想というと、姿勢を正して、吸って……吐いて…みたいイメージがあるかもしれません。私どものお店では、どちらかというと、自由な姿勢で楽しんでほしいです。ご自身の感性、感覚というのを研ぎ澄ましたり、開放したりすることを設計しています」

3番目に入る部屋では、一人ひとりが、すでに持っているスキルに気付けるよう、ガイダンスがある。同店においては、10種類の英語版と5種類の日本語版ガイダンスを準備していた。

効果は、人によって様々だが「私たち…人は、どうしてもネガティブに捉えがち。ここでは、ポジティブの両面で物事を捉えられるようなスキルを身に付けていただきたく、メディテーションのガイドを設計しています」との一例が聞けた。

年齢や性別は問わず利用可能で、グランドオープンは6月1日。すでに5月23日の10時から、公式サイト内で事前予約が始まっている。

アクセス方法は、東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」A5出口から徒歩で4分。

なお、取材に協力してくれた長嶋氏と山脇氏は、2018年4月から創業準備にあたるため、事業会社社長に就任。三菱地所の20代女性社員にとって初めてのケースになったという。

▼ 写真は、受付エリア

メディテーションスタジオ『Medicha』


▼ 01. Tune In(チューンイン)の部屋では、視覚に訴える照明演出も


▼ 立つ場所によって聴こえる音が相違。「微細な変化に気づいてほしい」とのこと


▼ 02. Open Up(オープンアップ)の部屋


▼ 03. Shift(シフト)の部屋


▼ 木や竹といった自然素材に囲まれたドーム型の空間


▼ 04. Align(アライン)の部屋


▼ ここでは、自分のためにお茶を淹れる時間を楽しめる


▼ 急須は、現代の煎茶工芸作家の作品


■関連リンク
メディテーションスタジオ『Medicha(メディーチャ)』 - 公式WEBサイト
メディテーションスタジオ『Medicha(メディーチャ)』 - 予約ページ