大坂なおみ【写真:Getty Images】

写真拡大

ユーモアたっぷりのオンコートインタビューが反響拡大

 テニスのBNPパリバ・オープン(DAZN独占中継)は9日(日本時間10日)、女子シングルス2回戦で世界ランク1位の大坂なおみ(日清食品)が同65位のクリスティナ・ムラデノビッチ(フランス)に6-3、6-4でストレート勝ちを収めた。先月のドバイ選手権初戦で敗れていた相手にリベンジを果たし、3回戦進出を決めた新女王は勝利後のインタビューで観衆との愉快なエピソードを明かしていたが、海外ファンは「そのままでいて!」「どの競技にもこのレディが必要だ」と称賛を巻き起こしている。

 前回対戦で敗れていたムラデノビッチに1時間21分でストレート勝ちを収めた大坂。コート上での勝利者インタビューでもディフェンディングチャンピオンは観衆を大いに盛り上げた。

 前回大会覇者として初めて大会に挑む緊張感、ムラデノビッチに対する敬意を示した大坂。インディアンウェルズの夜の寒さから、いい頃合いとばかりにレポーターはインタビューを締めくくろうとしたが、新女王は続けた。

「もういなくなったけど、そこの席に子供達がいたの。音楽が鳴るたびにみんなダンスしていたの。それは最高にキュートだった。あと、“むちゃくちゃ寒いから、家に帰りたいんだ。頼むから、終わらせて”と私に言ってきた男性にもありがとうって言いたいわ」

 突然炸裂した“ナオミ節”に観衆は大爆笑だった。ゲームの合間に音楽が流れるたびに踊っていた子供たちへの愛情、そしてあまりの寒さからムラデノビッチを一刻も早く仕留めるようにリクエストしてきた男性の存在も明かした大坂自身も笑いを止められなかった。

 大会公式ツイッターも爆笑のインタビュー動画を公開。笑顔の絵文字付きのツイッターで“ナオミ語録”を紹介している。

海外ファンは称賛続々「どの競技にもこのレディが必要だ」

 全豪制覇後、サーシャ・バイン前コーチとの契約解消など激動の日々を過ごしてきた大坂。帰ってきた“らしい”コート上のインタビューに、海外のテニスファンもSNS上で喜びを爆発させている。

「彼女は最高だ。そのままでいて!!」
「そのまま、可愛らしくいてください」
「彼女は最高。テニスにとって、全てのスポーツにとって、あまりに偉大だ」
「ナオミに届けばいいのに… 私は彼女に完全に心酔してます。彼女のインタビューがファンになった理由です。インディアンウェルズとグランドスラム2度優勝後もファンに対して、丁寧で謙虚。傲慢になると思う人もいるけれど、ナオミは違う」
「いつも怒っているセリーナ・ウィリアムズと違って、ナオミ・オオサカはいつだって笑顔」
「至宝です」
「どの競技にもこのレディが必要だ。王者」
「すごいよ、ナオミ」

 パワフルなテニスと天真爛漫なトークで絶大な人気を誇る大坂。世界一に上り詰めても、不変のユーモアたっぷりのフレーズに海外ファンも大喜びの様子だった。(THE ANSWER編集部)