チームで思うように出場機会を得られない香川【写真:Getty Images】

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ベンチを温める日々が続き、最下位シュツットガルトの関心など去就報道が過熱

 ドルトムントのMF香川真司は、ブンデスリーガ首位を走るチームで思うように出場機会を得られず、今冬に移籍する可能性も報じられるようになった。

 12月入りを目前に控え、シュツットガルトからの関心や本人のスペイン行きの願望も一部で報じられたが、地元紙が実施した読者アンケートでは、「73%」が新天地を求めるべきだと回答している。

 香川はここまでブンデスリーガで2試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とDFBポカールで1試合ずつに出場。出場時間は205分に止まっている。

 今月6日にはU-23チームの一員としてレギオナルリーガ(4部相当)でプレーし、1試合4アシストを記録したが、トップチームではポジション争いでライバルに遅れを取っているのが現状だ。

 1月の移籍マーケット再開が近づき、メディアも各クラブの選手補強や放出の動きに注目。ブンデスリーガ首位を快走するドルトムントでは、出番の少ない選手に関する放出の噂が盛んに報じられている。26日にはドイツ紙「ビルト」が最下位シュツットガルトの関心を伝え、その翌日には香川自身がスペイン行きを望んでいるとの報道が出た。

 ドイツ地元紙「ルール・ナハリヒテン」は、「BVBはシンジ・カガワを冬に行かせるべきか?」とのテーマを設け、オンライン上で読者アンケートを実施。73%のファンが「はい、彼は別のクラブで再び自分を証明できる」と答え、「いいえ、彼のようなプレーヤーをBVBは常に使うことができる」と残留を推奨する声は27%だった。

 ドルトムント在籍通算7年目で、地元人気も高い香川だが、その才能を知るドルトムントファンは新天地でもう一花咲かせてほしいという思いもあるようだ。(Football ZONE web編集部)