エリザベス女王(Queen Elizabeth II)チャールズ皇太子(Prince Charles, Prince of Wales)、カミラ夫人(Camilla, Duchess of Cornwall) photo : Getty Images

ヘンリー王子とメーガン・マークルの結婚で世界中の注目を集めるイギリス王室。新たな暴露本が出版、エリザベス女王カミラ夫人をどう思っていたのかが明らかに!

チャールズ皇太子がダイアナ元妃と結婚中もカミラ夫人との関係を続けていたのは有名な話。最近出版された暴露本『REBEL Prince: The Power, Passion and Defiance of Prince Charles(原題)』には、その皇太子とカミラ夫人の関係をエリザベス女王がどう思っていたのかが明らかにされているそう。

著者のトム・バウワーによるとダイアナ元妃の死から1年後の1998年、皇太子とカミラ夫人は関係を公にしようと考えていたという。その前に女王の承認を得ようとしたけれど女王とその母エリザベス皇太后は大反対! 「その夜女王は何杯かマティーニを飲み、こう答えてチャールズ皇太子を驚かせた。皇太子の浮気を許すつもりも、皇太子から離れて彼が自分の結婚生活を修復できるようにさせなかったカミラ夫人を容赦するつもりもないと」。

さらに「女王はカミラ夫人を『あの邪悪な女』と呼び、チャールズ皇太子が彼女との関係について嘘をついていたことに怒りを爆発させた。そして『私は彼女と一切関わらない』と言っていた」そう。その言葉通り女王はその後、カミラ夫人が出席することを理由に皇太子の誕生日パーティを欠席することもあったという。

エリザベス女王(Queen Elizabeth)、カミラ夫人(Camilla, Duchess of Cornwall) photo : Getty Images

結局、女王がカミラ夫人と皇太子との関係を認めたのは2002年。皇太后が亡くなったことが転機になったという。女王はカミラ夫人に皇太后の葬式に列席することを許可。それでも皇太子のパートナーとしてではなく皇太后の友人としての出席だった。

2005年に結婚した皇太子とカミラ夫人。それ以来、公の場で女王とカミラ夫人が並ぶことも多々あるけれど、当然女王は冷静な態度をキープ! この笑顔の裏で何を思っているのか、ぜひ知りたい。

text: Yoko Nagasaka