25日、フジテレビ「ジャンクSPORTS」の人気コーナー「スポーツ奥の奥」では、元プロ野球選手、G.G.佐藤氏、谷繁元信氏、石井一久氏、星野伸之氏がゲスト出演。戦力外を通告されたプロ野球選手の実情についてクロストークを展開した。

戦力外通告を受けた選手が現役続行を希望する場合、他球団へアピールする場として用意されるのが、シーズン終了後に行われるプロ野球合同トライアウトだ。だが、そのハードルは高く、昨年は51名がトライアウトに挑戦したものの、プロ野球チームから声がかかったのは僅か2選手という結果だった。

この結果が紹介されると、中日ドラゴンズで監督を務めた経験もある谷繁氏は「今は全球団の編成が見て歩いていますから、ある程度実力がわかっているんですよ」と切り出すや、トライアウトの成績については「ほとんど関係ないですね」とキッパリ。トライアウトで活躍しても、球団からすれば、これまでの成績からどの選手を獲るのか大方決まっているという。

すると現役時代に3度の戦力外通告を受けた佐藤氏も、トライアウトを「最後のけじめの場」と表現。「(選手が)クビになる直前って(所属チームでは)試合に出れないので晴れ姿を見せれてないパターンも多いと思う」として、戦力外になった選手が家族や恩師を呼び、最後にプレーする姿を見せる場でもあると語った。