結団式に参加した韓国選手団(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国北東部の江原道で開かれる平昌冬季五輪(2月9日開幕)の韓国選手団の結団式が24日午後、ソウル市内で開かれた。

 結団式には李洛淵(イ・ナクヨン)首相、文化体育観光部の盧泰剛(ノ・テガン)第2次官、大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の李起興(イ・ギフン)会長などが参加し、選手団を激励した。

 李首相は「皆さんが汗と涙を流したことを知っている」とし、「全力を尽くし、生涯忘れられない五輪にしてほしい」と話した。

 また「1988年のソウル五輪と、2002年の韓日ワールドカップ(W杯)が成功したのは、選手たちの健闘と国民の団結が結びついたため」とし、「政府は誠意を尽くして選手たちを支える」と伝えた。

 李首相は冬季五輪終了後もウインタースポーツの選手たちを支援していくとし、南北合同チームを結成して五輪に出場するアイスホッケー女子については実業団チームを創設するほか、大学に推薦入学できるよう協力すると約束した。

 大韓体育会の李会長は「30年前のソウル五輪が冷戦を克服する契機になったとすれば、北の選手団46人が参加する今回の平昌冬季五輪が尊重と理解のオリンピック精神と朝鮮半島の平和を望む和合と希望の場になることを願う」と述べた。

 平昌冬季五輪には約90カ国・地域から約6500人の選手が参加する予定だ。89カ国以上が参加することになれば、4年前のソチ大会で記録した88カ国・地域を超え、過去最多となる。

 韓国は金メダル8、銀メダル4、銅メダル8の計20個のメダルを獲得し、総合4位に入るという目標を立てた。

 現在、7競技に146人の選手が出場することが決まっているが、開催国枠により大会直前には150人以上に増加するとみられる。コーチを含む役員は72人だ。

 選手団は種目ごとに2月1日から江原道の江陵、平昌に用意された選手村に入村する。入村式は開幕1日前の2月8日に平昌の選手村で行われる。