親日すぎるよ。台湾に「夏目漱石」という住宅街があるって本当?
世界で一番「親日」の島国・台湾に2015年まで住んでいた日本人「小 籠包(しょう・ろんぽう)」さんが発行する無料メルマガ『〜台湾大好き!メルマガ〜 レレレの台湾』。今回は、台湾全土にあるという、日本に関する名前を付けたマンションや住宅街を大特集しています。小室哲哉に徳川家康マンション? 夏目漱石タウン? 久石譲ビル? 抱腹絶倒、空前絶後の日本大好き島国・台湾マンション特集、年の瀬にジャスミン茶を吹き出しそうになりながらお楽しみください。
台湾に「夏目漱石」という名の住宅街があるって本当? 台湾は日本っぽい名前のマンションだらけ
台湾には日本とも、そして中国とも違う習慣や風習がいくつもあります。そんな独特の「ならわし」の中から、私、小 籠包が特に面白いと感じたものをご紹介します。
今回ご紹介するのは、台湾に次々と建つマンションの名前が、日本大好きの台湾ならではで面白い、という話です。
最近、ツイッターで以下のような名前のマンションが台北市内にあると話題になりました。それは、、、
「小室哲哉」
普通のマンションの名前ですよ! しかもミュージシャンの小室哲哉さんとはまったく関係ありません。
台北市内に実在するこの建物は、日本人がSNSで拡散して話題になりました。世界一「親日」の台湾ならではですね。
小室は小さな部屋を意味するそうですが、下の名前は関係ないですよね。
● 「小室哲哉」マンションのGoogleマップストリートビューはこちら
しかし、日本が大好きな台湾の面白マンション名シリーズは、こんなものでは済みません。
今回は、台湾のマンションには日本に関係した名前が付いてるものが多くて面白いよ特集、をお送りいたします。
台湾旅行を予定されている方は、実際に行って記念写真でも撮れば旅行の土産話になること請け合いですよ。
それではまず有名人シリーズから。
「久石譲ビル」台湾でも大人気な宮崎駿監督のジブリ映画。本メルマガ前号でも、九份がモデルになったと言われている、『千と千尋の神隠し』の話や「天空之城」のことをご紹介いたしました。
ジブリ映画といえば、ほぼすべての音楽を担当したのが作曲家の久石譲さん。
そんな久石さんが好き過ぎるのか、字面が良かったのか、めでたくビルの名前になりました。
こちらは台北の松山駅近くにあります。
久石讓ビルの看板
● 「久石譲」ビルのGoogleマップストリートビューはこちら
もしかしたら、久石さんのペンネームの由来であるクインシー・ジョーンズ(米音楽プロデューサー)の名前を付けたかったのかもしれません(たぶん違う)。
「徳川家康マンション」現代人のみならず、歴史上の人物もマンションの名前になっています。
こちらは、台中市にある徳川家康という名のマンション。葵の御紋は見当たりません。
しかし、どれだけ日本が大好きなのかと思っちゃいますよね、この名前だと。
● 「徳川家康」マンションのGoogleマップストリートビューはこちら
「夏目漱石タウン」ついに、日本人名の住宅地ができてしまいました。その名も「夏目漱石社區」。つまり夏目漱石タウンです。
漱石先生がご存命ならさぞかし驚いたことでしょう。場所は、台北からそれほど離れていない、新竹県竹北市。
いくらお札になるくらいの偉人とはいえ、これはちょっと凄いです。
● 「夏目漱石」タウン入り口のGoogleマップストリートビューはこちら
どこに住んでるの?「夏目漱石タウン」って言いたくなりますよね。
なお、この住宅地は日本の新興住宅地そっくりな家ばかり並んでいるそうですよ。ちょっと驚きですよね、この街並みは!
● 【画像集】台湾の住宅地「夏目漱石」が日本そっくり!
台北市郊外の新店というエリアには、青山鎮という三階建の戸建てばかりという日本風の新興住宅地もあります。
日本の青山には住めませんが、ここなら手が届くかも?
● 【画像集】ホントにここ台北!?台湾の日本ソックリニュータウン「青山鎮」の風景がヤバい
続いて、作品名、地名シリーズです。
「枕草子マンション」名付けられるのは人物ばかりではありません。
何と古典作品をマンション名にしてしまったところがあります。その名も「枕草子」マンション!
清少納言も「いとをかし」と許してくれるでしょうか。。。
● 「枕草子」マンションのGoogleマップストリートビューはこちら
「芥川賞マンション」まだGoogleマップストリートビューの最終更新が2014年で止まっているエリアのため確認出来てはいませんが、こんなマンションも存在します。その名も芥川賞マンション。ピースの又吉先生に、ぜひ別宅として住んで頂きたいですね!
「表参道マンション」台湾のマンションには変な日本語単語の名前をつけるところがあって、私が今まで見た中では「久石譲」というのがすごいと思っていたのだが、今回それを上回るものを見た気が… pic.twitter.com/SX8rfW1W8Q
- MANBOU (@D_Manbo) 2015年6月26日
日本の地名は割と知られており、そのブランド力もマンション販売に一役買っているようです。
こちらは台北の中心地にある、その名も表参道マンション。高級感、オシャレさを演出するのに表参道は遜色ないようです。
表参道ヒルズも知られていますしね。
● 「表参道」マンションのGoogleマップストリートビューはこちら
「田園調歩マンション」こちらは台中市にある、その名も田園調「歩」マンション。なぜ「布」じゃないのかは分かりませんが、ちょっと書体が素敵な微笑ましいマンションです。高級感を演出するのに、日本の有名高級住宅街の名を持ってくるところは、流石わかってらっしゃるとしか言いようがありません。
● 「田園調歩」マンションのGoogleマップストリートビューはこちら
「東京雙星マンション」日本と聞けば思い出す、はるかな首都、東京都♪(「夏の思い出」の節で)というわけで、東京の名を冠したマンションも、私の住んでいた台北・南港區にありました。どうせなら東京砂漠にして欲しかったですね。。。
● 「東京雙星」マンションのGoogleマップストリートビューはこちら
「幸福皇居マンション」もうここまで来るとコメントはいらないと思います。高級感とか最上級とか色々なことを合わせたら、究極の名前に行き着いたのではないでしょうか。
● 「幸福皇居」マンションのGoogleマップストリートビューはこちら
……以上、駆け足でご紹介させていただきました。他にも新横濱とか新宿、新幹線や首相官邸なんてマンションも有るそうですが、今回の調査では発見できませんでした。。。
マンション以外にも、軽井沢だの北海道だのと日本の地名を冠したまったく関係ない飲食店も多数あります。
日本の名前を冠したシリーズは、また機会をみてご紹介いたしますね。以上、日本大好き台湾の面白マンション名特集でした。
image by: Googleストリートビュー
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