長谷部が代表合流前に復帰…フル出場でフランクフルトの3戦ぶり白星に貢献

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 ブンデスリーガ第11節が3日に行われ、日本代表MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトはホームでブレーメンと対戦した。ひざの負傷により公式戦2試合を欠場していた長谷部は先発に復帰し、ボランチで出場。鎌田はベンチスタートとなった。

 2試合ドローが続いているフランクフルトは開始17分に先制する。敵陣中央のマルク・シュテンデラが縦パスを送ると、エリア手前のイェトロ・ウィレムスの足に当ってボールはエリア内左へ。そこでフリーだったアンテ・レビッチがダイレクトで右足を振り抜くと、綺麗な弧を描いたシュートはゴール右隅に決まった。

 しかし25分、ブレーメンのCKの流れでゴール前の混戦になると、最後はニクラス・モイサンデルに押し込まれて、同点とされた。前半はこのまま1−1で折り返す。

 後半に入ってフランクフルトは55分、エリア内左に抜け出したウィレムスが鋭いグラウンダークロスを送ると、ファーのケヴィン・プリンス・ボアテングがゴール前フリーで滑り込みつつ右足で合わせるが、枠を捉えられない。さらに、そのボールにウィレムスが頭で合わせたが、これもクロスバー上に外れた。

 チャンスは作るものの、決め切れないシーンが続くフランクフルト。それでも、終了間際に勝ち越しゴールを奪う。89分、左サイドのタレブ・タワサがアーリークロスを送ると、中央に走り込んだセバスティアン・ハラーが右足ジャンピングボレーでシュートをゴール左上隅に突き刺した。

 試合はこのまま終了し、フランクフルトが2−1で勝利。リーグ戦3試合ぶりの白星となった。なお、長谷部は日本代表合流前にフル出場、鎌田には出場機会が訪れなかった。

【スコア】
フランクフルト 2−1 ブレーメン

【得点者】
1−0 17分 アンテ・レビッチ(フランクフルト)
1−1 25分 ニクラス・モイサンデル(ブレーメン)
2−1 89分 セバスティアン・ハラー(フランクフルト)