アイヤラーの「パッペッガイ」(680円・ランチ限定)。色とりどりの野菜とジューシーな鶏肉をトッピング※写真は豚肉を使用

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辛さと甘さの絶妙な駆け引き、ハーブのさわやかな香りにハマる“タイカレー”。今回は、福岡にいながら本格的なタイの味が楽しめる3店をセレクト。現地食材を使用したり、本場シェフが腕を振るうなど各店のこだわりが光る。アローイ(おいしい)なひと皿を召し上がれ!

【写真を見る】タイ北部と中心部の料理を中心に、本場の味はもちろん、初めての人にも食べやすくアレンジしてくれる

■ アイヤラー

タイの家庭料理と屋台料理がカジュアルに味わえる店。レッドカレーは、カレーペーストで炒めた鶏肉や野菜をのせた具だくさんの丼で食べごたえ十分だ。色とりどりの野菜は、糸島野菜を中心に旬のものを使用する。また、ランチタイムのテイクアウトが150円引きになるお得なサービスもチェック!

ランチ限定の「パッペッガイ」(680円)は、鶏肉をレッドカレーペーストで炒めた料理。鶏肉とザク切りにした野菜を、赤唐辛子のペーストとナンプラーで炒める。プラス100円で日替りデザートもセットにできる。※写真は豚肉を使用

オーナーのレイさんは、タイで修業後、福岡のレストランで約5年間腕を磨いて独立。タイ北部と中心部の料理を中心に、本場の味はもちろん、初めての人にも食べやすくアレンジしてくれる。食材や味付けなど要望にも柔軟に対応してくれるので、好みを伝えてみよう。

店内は、壁にタイの写真やマップなどが飾られ、現地の食堂のようなイメージだ。

[アイヤラー]福岡県福岡市早良区西新1-8-2/092-831-6697/11:30〜14:30(LO14:00)、17:30〜23:00(LO22:00)/月曜休み

■ タイ屋台料理&ヌードル オシャ

カジュアルに楽しめる“タイの屋台料理”をコンセプトに、カレーから「トムヤムヌードル」(918円、夜は1026円)などの麺料理まで約50種がそろう。タイ政府が認定する「タイセレクト」の店として、タイの食材とレシピで現地の味を再現しながらも、日本人の口に合う味付けや、盛り付けの美しさなど細部にまで気を配っている。ココナッツプリン(572円)といった女性にうれしいスイーツも自慢だ。

「グリーンカレー」(842円、夜1058円)は、青唐辛子の弾けるような辛さを濃厚なココナッツミルクでマイルドに中和。鶏ガラスープの旨味を加えて、奥深い味に仕上げている。

ライスには最高級タイ米「ジャスミンライス」を使用。「香り米」とも呼ばれ、炊き上げるとほのかに香ばしさが加わる。グリーンカレーには粘り気の高い日本米をブレンドするなど、料理により工夫を凝らしているのがポイント!

茅葺き屋根のカウンターなどリゾート風の空間も魅力だ。

[タイ屋台料理&ヌードル オシャ]福岡県福岡市南区大橋1-23-21安部ビル1F/092-551-2175/11:30〜14:00(LO)、18:00〜24:00(LO23:00)※土・日曜・祝日のランチは〜15:00(LO)/火曜休み

■ タイ屋台居酒屋 ガムランディー

糸島の自家農園で育てる無農薬野菜やフレッシュハーブを使った本場の味に定評がある。多彩にそろうメニューは、どれもみずみずしい野菜をふんだんに使い、食感と彩りを添えている。なかでもカレー好きなら、隠れファンが多い「クン・パッ・ポンカリー(エビのカレー)」に注目を。エビと卵をカレー粉で炒めた料理で、エビの旨味とスパイシーな味付けが食欲をそそる一品だ。

「クン・パッ・ポンカリー」(1200円、ライス270円、昼はライス付き980円)は、素揚げしたエビと卵、セロリやズッキーニなど季節野菜をたっぷり使ったカレー。香ばしいエビの旨味がご飯にも酒にも合う。

クン・パッ・ポンカリーの決め手になるのが、「シーズニングオイル」。エビにニンニクや唐辛子、味噌を加えた香味油で、調理に使うほか、最後にひと回し振りかけると香りと風味をより高める。

扉をくぐると、活気あふれるキッチンを眺めるカウンター席へ。半個室やテーブル席もあり、のんびりとくつろげる。

[タイ屋台居酒屋 ガムランディー]福岡県福岡市中央区大名1-1-20 南風ビルB1/092-716-5554/11:30〜14:30(LO)、17:30〜23:00(LO)/無休

【九州ウォーカー編集部】