米国の非営利組織であるコンシューマーズ・ユニオンが発刊する消費者情報誌「コンシューマー・レポート」は、さまざまな製品の品質について客観的な評価を消費者に提供する情報源として知られており、消費への影響力も大きいとされている。(イメージ写真提供:123RF)

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 米国の非営利組織であるコンシューマーズ・ユニオンが発刊する消費者情報誌「コンシューマー・レポート」は、さまざまな製品の品質について客観的な評価を消費者に提供する情報源として知られており、消費への影響力も大きいとされている。

 そのコンシューマー・レポートで日本車は毎年高く評価されているが、中国メディアの今日頭条は28日、コンシューマー・レポートが発表した2017年のベストカーにおいて「車種部門別で日本車が半数を占めた」ことを伝え、米国で日本車が正当かつ高く評価されていることを紹介した。

 記事が紹介しているのは、17年2月末にコンシューマー・レポートが発表した報告の内容だ。最新の評価であるものの、数カ月前の報告を改めて紹介しているのは、「車種部門別で日本車が半数を占めた」という点がそれだけ意味のあるものだからであろう。

 記事はまず、「コンシューマー・レポート」について「すでに100年ほどの歴史を持つ権威ある消費者団体が発刊する雑誌」であると紹介し、メーカーから広告を掲載せず、独自の調査を行なっていることから「最も信用できる情報源と見なされている」と紹介した。

 そして、その「コンシューマー・レポート」がまとめた2017年のベストカーにおいて「車種部門別で日本車が半数を占めた」ことが、いかに重要な意義のあることかを強調。さらに、ベストカーに選ばれた日本車として、準小型車部門のトヨタ・ヤリスiA、小型ハイブリット部門のトヨタ・プリウス、スポーツ車のマツダ・MX-5などを紹介し、「米国で自動車選びのバイブルと見なされるコンシューマー・レポートの報告は、中国人消費者にとっても参考となる内容だ」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)