昨夏に2部ウニオン・ベルリンから加入し、ここまでチーム最多タイとなる5得点をマークするなど、ハンブルクのオフェンスを牽引しているボビー・ウッド。週末には伝統の一戦、ブレーメンとの北部ダービーが控えているところだが、しかしながら出場への支障は特にないようだ。

ダービーへの期待感がチームに漂うハンブルクではあるが、しかしCB陣の相次ぐ離脱により、ボランチのエクダルをスライドするもこちらも負傷。この試合ではもう一人のボランチ、ギデオン・ユングがCBでプレーするなど、マルクス・ギズドル監督は苦しいやりくりを強いられている。

なお前回の北部ダービーでは、酒井高徳は主将として2試合目を戦った相手だが、これら苦しいチーム状況からも、本職であるサイドバックではなくボランチとしてプレーすることが濃厚。

だが日本代表DFは前回のダービーとは異なる顔合わせとの見方を示しており、最下位ハンブルクと16位ブレーメンという構図から、今回は後半戦だけの順位表でみると、3位ブレーメンvs6位ハンブルクとむしろ上位対決という状況で、「両チームともとてもいい状態にありますし、前半戦の戦いは比較になりません」と語った。

さらに前節の3位ホッフェンハイム戦とも、今回は異なる戦いになるとも考えており、「ホッフェンハイム戦とは全く違うタスクとなります。日曜日はまるで別物の試合になるでしょうね」と26歳のキャプテンは予想している。