パソコンもスマホも仕事終わりには目がしょぼしょぼ!目の疲れを軽減するための対策とは?

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今や仕事ではパソコンは必需品だ。一日中パソコン画面とにらめっこしていることもよくある。
帰る頃には、目がしょぼしょぼ、疲れから視力も低下、なんてことも多い。
帰りの電車の中でも、スマホを見るのもしんどい。

そんなことは、日常茶飯事という人も多いだろう。

一晩寝たら疲れもとれて視力も元にもどるうちはまだいいが、これが慢性的な「眼精疲労」となってしまうと、翌日でも目の疲れがとれなくなり、肩こりや頭痛、めまいや吐き気なども引き起こすこともある。

こうなるともはやなんらかの対策を取らない限り、症状は治まらなくなってしまうのだ。

●パソコンが引き起こす目の疲れの原因は?
パソコンによって怒る疲れ目の原因はいくつかある。

・目の筋肉の緊張状態が続く
パソコンの画面で集中して文字や画像を見ていると、ピントを合わせようとして目の筋肉が常に緊張状態となる。さらにパソコンと目の距離は一定(しかも近い)のため、同じ状態のまま長時間緊張状態が続き、固まってしまう。

・ドライアイ
ディスプレイを長時間見つめ続けると、瞬きの回数が減り、ドライアイになってしまう。職場はエアコンなどの使用で、もともと乾燥していることも多い。また、コンタクトレンズを装着している場合も、ドライアイになりやすいので要注意だ。

・画面が明るすぎる
明るいものを見続けると目は疲れる。画面と周囲の明るさの差が激しい場合も、瞳孔をひんぱんに調節しなくてはならず、疲労の原因となる。

・ブルーライトの影響
ブルーライトは光が散乱しやすいため、チラツキを感じやすい。目はピントを合わせるために緊張状態が続き、疲れ目となる。

●手軽にできる対処法は?
パソコンを使わずに済むのであれば問題ないが、そうは言ってはおられない。ならば、原因をなるべく取り除くようにしよう。

・時々ストレッチしたりして目を休ませる
15〜30分に一回くらいは画面から目を離し、休憩しよう。長時間同じ姿勢をとり続けるのも目の疲労につながるので、ストレッチも効果的だ。遠方を見たり、目をクルクルさせたりするのもいいだろう。蒸しタオルなどで目を温めると血行が良くなり、リラックスできる。疲れ目用のアイマスクなら、職場でも手軽に利用できる。

・目薬を利用
ドライアイを防ぐためには目薬も有効だ。ビタミンを配合した疲れ目用の目薬もあるので、利用したい。

・画面を調節
ディスプレイは初期設定のままで使っている人も多いと思う。初期設定では、高輝度、高コントラストの状態になっていることが多いので、明るさやコントラスト、彩度を少し下げるようにしよう。文字が小さすぎる場合は、フォントサイズを読みやすい大きさに変更するのもいいだろう。

・ブルーライトを調製
ブルーライトを軽減してくれるメガネを利用したり、画面に貼るフィルムを利用したりするのもいいが、ディスプレイの色温度を下げることでもブルーライトは軽減できる。Windows 10の場合、コントロールパネルの「ディスプレイ」で「色の調整」を選び、「カラーバランスの調整」で青の光量を下げる。

年度末のこの時期は、いつも以上にパソコン画面を凝視する時間も増えて、目が疲れている人、花粉で目を痛めている人も多い。少しでも疲れ目を軽減できるように実践してみてはどうだろうか。

ちなみにこれらのことは、みな、スマホにも言えることだ。
くれぐれもパソコンの画面を長時間見ていて疲れたからと言って、休憩しつつスマホをずーっと見ている、なんてことのないようにしよう。