『I'm マギー』より

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 芸能スキャンダルは、どう対応するのが一番正しいのだろうか。清水富美加(22)の出家騒動でメディアが賑わう中、同じレプロエンタテインメント所属のタレント・マギー(24)と、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅(45)が2月15日、バラエティ番組『モシモノふたり』(フジテレビ系)で同居生活を展開した。1月に不倫騒動を報道されたマギーの同居生活に「可愛かった」「事務所の力が凄すぎて引く」などと賛否の声が渦巻いた。

■不倫を喚起?放送内容に賛否

 異性や同性と一緒に暮らす様子をのぞき見する『モシモノふたり』。15日の放送回では、自分磨きに熱心で「ストイック過ぎる」“ポジティブマギー”と、“ネガティブドランク塚地”が同居生活にチャレンジした。

 塚地はマギー行きつけのカフェやジムに行き、夜には二人で疑似の同居生活を体験。ハンバーグやレンコンの甘酢煮などマギーの手料理に舌鼓を打った。またマギーは塚地がモテない理由を「優しすぎる。もうちょっと男らしさや色気を」と分析し、自身の毒舌キャラの立場については「(面白いコメントなどを)『言わなきゃ』ってスイッチが入る。モデルスイッチでやっちゃうとバラエティで生き残れない」と語っていた。

 同居生活にすっかり感動した塚地は「結婚願望が強くなった」とメロメロだったが、マギーはHi-STANDARDのボーカル・横山健(47)との不倫が報じられた身。放送終了後は賛否両論で「マギーちゃん可愛かったです」「益々好きになりました」と好評である一方、「ストイックなのに不倫はしちゃうんだ」「ベッキーは干されたのに。事務所の力が凄すぎて引く」と非難も多かった。

 マギーのTwitterは、1月13日の写真週刊誌『フライデー』(講談社)の不倫報道以降、荒れまくり。マギーは知らんぷりして投稿を続けているが、一部ユーザーから「SMAPが解散した今、芸能界の闇の象徴はあなたです」「お前が出家しろ」と過激な言葉を受けている。

 2月にこそ清水の「幸福の科学」への出家騒動が取り沙汰されているものの、マギーバッシングの勢いはまだ止まる気配がない。

「今回の放送は、不倫が報じられたばかりのマギーを使って同居生活を描くとか露骨すぎ。そりゃあ、不倫の生々しいイメージを思い浮かべた視聴者も出るでしょう。フジは炎上覚悟で話題になることを狙ったのでは、と勘ぐってしまう」(芸能関係者)

 今だに不倫報道の尾を引くマギー。黙秘を選択した人気ハーフタレントの今年は、一体どんな一年になるのか。のん(23・能年玲奈)、清水とともに“レプロ三大問題児”の一人である彼女の今後に注目だ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。