20日深夜放送、フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」では、野球解説者でプロ野球OBの金村義明氏、山崎武司氏、高橋尚成氏がゲスト出演。「球史に残したい名場面アワード」としてプロ野球界に残る名場面を紹介した。

まず金村氏は「選手もファンも腰を抜かした球界初のパフォーマンス」として、西武時代の秋山幸二氏が見せたバク宙ホームインを挙げた。

1986年10月27日、西武×広島の日本シリーズは3勝3敗1分で第8戦にまでもつれこんでいた。この試合中、秋山氏は同点ホームランを放つとロンダートから華麗なバク宙を見せたのだ。

「ソフトバンクの監督まで後々やられた人やけど、(当時は)あまり目立たなかった。この試合で側転からのバク宙。日本シリーズでホームラン打ってやるんですよ。野球選手で1m70~80cm。あれで秋山さんが世間にもの凄いアピールした」。興奮気味にこう語った金村氏は「これの後に一人もやったことない」とも(秋山氏は5回やっている)。

また山崎氏は「世界でたった1本のホームラン」として、2001年9月26日、優勝が懸かった近鉄バファローズの本拠地最終戦を挙げた。9回裏までオリックスに3点のリードを許す展開となった近鉄は、ノーアウト満塁から北川博敏氏が代打で送られた。

その北川氏は4球目を振り抜くと、その球は一直線でスタンドへ。なんと「代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームラン」となった。

「一生ないと思う」と切り出した山崎氏は「代打逆転満塁サヨナラホームランだけでも2桁ないでしょ?(※1950年の2リーグ制導入後で8回)」という。さらに「あの場面だったら“俺が決めてやる”っていうよりも“どうしよう”って俺だったら思います」と続けると、金村氏も「無心でしょうね。ゾーンみたいなところに入っていってた」と語った。