INSIGHT NOW! 編集部 / クイックウィンズ株式会社

写真拡大

今日、3月1日は「マヨネーズの日」です。

キューピー(株)が1925年(大正14年)3月に日本で初めてのマヨネーズを製造販売したことと、日本初(1)にちなんで制定しました。戦争中、原材料不足により製造中止となりましたが、1948年(昭和23年)に生産を復活しました。その後、昭和30年代になってようやく他社もマヨネーズ製造に参入するようになり、さらに昭和43年に味の素が参入したことによりマヨネーズ市場は一気に拡大しました。

マヨネーズは品質表示基準で決められた原材料を使用しているものだけに、その名の使用を許されます。植物油、食酢もしくは柑橘類の果汁、タマゴの3種類は必ず使わなければなりません。塩や砂糖などの調味料は使えますが、着色料などの保存料、増粘剤などの添加物は一切使用できません。決められた原材料を使わなかったり、決められた以外のものを使った場合には、マヨネーズと呼ぶことができません。

ご存知のとおり、世の中には「マヨラー」という大量にマヨネーズを食する人たちが存在します。彼らはほぼあらゆる食べ物にマヨネーズをかけ、チューブから直接、マヨネーズを「飲む」そうです。マヨネーズはその重量の65%以上が油脂であることが定められているのですが、この大量の油分がもととなって快楽物質であるβ-エンドルフィンが出るため「マヨラー」が生まれるという説もあるようです。事の真偽はともかく、この大量の油分により100グラムあたり670キロカロリーほどもある高カロリー食品ですので、「マヨラー」の方々は快楽とひきかえにメタボの心配をすることになります。

ほぼ油と卵と酢のみでできていて、塩分が少ないので、マヨネーズは意外と応用が効く調味料でもあります。卵を溶くときにマヨネーズを混ぜて卵焼きを作ると、冷めてもふわふわなままのお弁当仕様になります。マヨネーズとご飯を混ぜて炒めると、簡単にパラパラご飯のチャーハンになります。エビにマヨネーズを塗った上にパン粉を付けてオーブンで焼くだけで、揚げずにエビフライが作れるという画期的な裏技もあるそうです。

「マヨラー」ではなくても、どこのご家庭の冷蔵庫にもマヨネーズはあるのではないでしょうか。野菜サラダやお好み焼きにかける以外にも、いろいろな使い方ができそうですので、ぜひお試しください。ただし、カロリーの摂りすぎにはくれぐれも気をつけましょう。