また、岩波とコンビを組むCBの植田は、イラクのロングボールに対して、次のように対策を語る。
「相手は結構蹴ってくると思うので、そこはコンパクトにしないとセカンドボールを拾えない。僕たちディフェンスラインが勇気を持って上げていきたい。ただ、それは(これまでの)試合でできている部分なので、明日もしっかりとやれれば大丈夫だと思います」
 
 グループリーグ初戦の北朝鮮戦では相手のロングボールに対して、ズルズルとラインが下がり、押し込まれる展開が増えてしまったが、反省を活かしてイラク戦に臨みたいところだ。
 
 手倉森監督は試合展開については、「慎重になれば120分を戦う覚悟をしなければいけないが、思い切り積極的に出られれば90分のうちに点を取って勝てるとも感じています。ここまではいろいろなことに耐えながら、ドキドキハラハラの痺れる試合を提供してきましたが、準決勝、決勝をすっきり勝てば、オリンピックに出て不思議じゃないチームだとみんなに認めてもらえると思います」と語る。
 
 果たして手倉森ジャパンはここまでの勢いを活かして、リオ五輪の出場権を勝ち取れるのか。3位決定戦にもつれれば厄介極まりない相手となるだけに(開催国のカタールもしくは韓国と対戦)、ただ前だけを見つめて準決勝に臨みたい。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)