紗栄子オフィシャルウェブサイトより

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 2015年も多くのタレント、女優、著名人らが炎上騒ぎを起こした。なかでもネット掲示板やSNSを中心にファンやネットユーザーの怒りをヒートアップさせた"炎上11傑"を、芸能関係者らへの聞き込みも行なって選出した。以下、11人の炎上模様を紹介する。

メディアを賑わせた炎上11傑島崎遥香(アイドル)

 AKB48グループでとくに炎上が目立った島崎の言動は、2014年までは"塩対応"という名目で大目に見られてきたが、2015年はファンの我慢も限界に達してきた模様。握手会を欠席してフランスの映画祭に出席して仕事の選り好み疑惑が起き、さらに歯に衣着せぬ発言で「AKB卒業しろ」の大合唱が起きた。夏以降は、握手会を休むたびにファンから非難を浴びている。

内山麿我(タレント)

 "浜崎あゆみの元カレ"として知られる内山は、2015年3月に再婚した女性との裸のマタニティヌードをアップしたりテレビ番組で浜崎と交際していた時期に多数の女性との交際を暴露したりして物議をかもす。11月には、ディズニーシーで挙式した際にプレゼントされた1日入場パスが入場制限で利用できず、ブログで「最近のディズニー、調子のってるんじゃねーかなー?って思う」と怒りをぶちまけて大炎上。「クレーマー」として非難を浴びた。12月には再びブログで、東京ディズニーシーを訪れて満喫したことを明かしている。

水原希子(女優)

 一部メディアに"炎上プリンス"と言われるお騒がせっぷりは、2015年も健在。事あるごとにインスタグラムへきわどい写真を投稿して「下品」「気持ち悪い」とファンに酷評されて問題になった。夏には、大炎上した実写映画『進撃の巨人』でヒロインのミカサ・アッカーマンを演じて戦犯に。11月には、俳優の野村周平との「手つなぎデート」が報道され、野村の女性ファンの反感をくらって炎上した。

和田アキ子(歌手)

 自身が長年出演するバラエティ番組「アッコにおまかせ」(TBS系)で、ご意見番としてコメントするも、片岡愛之助への絶交宣言騒ぎなどを起こして炎上。また同番組はBPOから「名誉を毀損する人権侵害」を指摘されて局アナが謝罪したものの、和田のコメントがなかったためひんしゅくを買った。さらに話題曲がないままNHK紅白歌合戦に長く出続けて批判を浴びていたが、2015年も出演が決まった際に炎上。そんな和田が紅白で歌う曲は「笑って許して」。

AKIRA(ダンサー)

 2015年は役者として絶不調の結果になったEXILEのAKIRA。それを決定づけたのが、火曜22時枠で7月から放送されたドラマ『HEAT』(フジテレビ系)への出演。第6話で、平均視聴率が今世紀の連ドラ史上最低の2.8%を記録して大爆死。主演の池上タツヤを演じたAKIRAはドラマの大失敗の矢面に立たされ、酷評を浴び続けた。同ドラマは、スタート前に映画化の話が浮上していたが、あまりの低視聴率に白紙となっている。

広瀬すず(女優)

 2015年6月にバラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の人気コーナー「食わず嫌い王決定戦」に出演した際、「(音声スタッフに対して)声を録るだけでいいの?」などとスタッフ軽視発言を行ない大炎上。ファン人気を下げた。またぶりっ子演技なども低評価につながり、一部メディアの報道では、マーケティングリサーチで「20代女性の嫌いな若手女性タレント」で1位になったという。10月には悪口などが書き込まれた裏アカウント騒ぎまで起きたが、本人は否定している。

佐野研二郎(アートディレクター・デザイナー)

 佐野氏による東京オリンピックのエンブレムデザインが、グラフィックデザイナーの白井敬尚氏が手がけた「ヤン・チョヒルト」展のロゴマークに酷似していたことで、盗作疑惑が明るみになって炎上。社会問題を巻き起こした。ネット掲示板を中心に、佐野氏が手がけた過去作品は徹底的に"捜査"され、次々と盗作疑惑が発覚。その結果、2015年9月1日に正式な使用中止が決まり、大手メディアで「ネットの勝利」と騒がれ、デザインの再コンペに発展した。その後12月に、エンブレムの審査委員である平野敬子氏がネット上に「摩訶不思議な調査報告書」を発表。デザイン審査の癒着疑惑を暴露、再び問題に。佐野氏は海外逃亡説も出ており、雲隠れ状態。

紗栄子(モデル・タレント)

 2015年は、約8年半ぶりに月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(フジテレビ系)に出演するも大根役者ぶりを披露。また、通販サイト「ZOZOTOWN」の運営会社スタートトゥデイの社長にして推定2000億円の資産をもつと言われる前澤友作氏との超・玉の輿婚の可能性が浮上して炎上騒ぎに。クリスマスイブには自身のブログで交際中であることを堂々宣言したが、メディアやファンからは「資産惚れ」と揶揄された。

Fukase(ミュージシャン)

 "ドラゲナイ"こと「Dragon Night」で一躍有名になったSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukase(深瀬慧)。ファンの間で"理想のカップル"ともてはやされ、2年付き合っていたミュージシャンのきゃりーぱみゅぱみゅと破局して話題になった。Fukaseは2015年8月に、この破局をSNSで"暗号報告"。一方、きゃりーはこの暗号を帽子にデザインして反撃。一連の言動やお互いの浮気疑惑などがファンの反感を買って炎上。12月にFukaseは、ファッションモデル・益若つばさとの新しい交際が明らかになった。

上西小百合(衆議院議員)

 "浪速のエリカ様"とアダ名される衆議院議員(2期)。2015年3月13日の衆院本会議を病欠したが、その翌日から2日間にわたって知人男性と京都へ旅行していたことを週刊誌にすっぱ抜かれた。その後、所属していた維新の党の代表(当時)橋本徹氏の説得もむなしく(「法に触れない限りは議員の身分は奪われません」と主張したという)、党を除名して無所属に。8月21日にはフォト自叙伝「小百合」を刊行し、テレビ番組にも多数出演。だが情報バラエティ番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)では怒り心頭の上沼恵美子に「(国会議員を)1回辞めたらどう?」と迫られた一幕も。12月29日には番組「ミヤネのナンバーワン2015」(関西テレビ)の収録で、国会欠席時の"お腹痛いポーズ"をネタとして披露した。

喜多嶋舞(女優)

 元光GENJIの俳優の大沢樹生の間に生まれたとされる長男A君について実子騒動が起き、裁判に発展。裁判の果てに2015年11月20日、大沢と長男の間で「親子関係不存在」を確認、という判決が下った。その後、喜多嶋は「婦人公論」(12月8日発売)で「大沢さんは私が初めてお付き合いした人」と主張しつつも、芸能界引退を表明。今後は大沢が名誉毀損や損害賠償で喜多嶋を訴える可能性などが残っており、2016年も"延長泥仕合"が続くかもしれない。

 以上、2015年炎上した11人を紹介した。2016年も炎上する著名人が多数出てきそうだ。

「AKBグループ、ジャニーズ、EXILEは注目度が高い分、各メディアが当然スキャンダルを狙ってくるので炎上騒ぎの筆頭です。まだ芸能界に慣れていないNGT48、欅坂46のウブなメンバーは、手越裕也らイケメンの毒牙にかかるかもしれません。後は炎上騒ぎを経験したことがない若いタレントや俳優、モデル、とくにオスカープロモーションの次世代タレントはゴリ押しのあげく炎上するかもしれませんね」(報道関係者)

 くれぐれも、軽はずみな言動にはご注意を。

(取材・文/蒼木学)