写真は番組HPより

写真拡大

 9月11日、突如、一般女性との結婚を発表してファンを驚かせたTOKIO・国分太一(41)。だが、メディアの報道を見ると、必ずしも祝福ムード一色というわけではない。週刊誌をはじめ、複数のメディアが、似たような「裏事情」を報じているのが興味深い。

 そもそも、結婚相手との交際が報道されたのは08年5月。その翌年には国分太一自ら、雑誌のインタビューで真剣交際を宣言。以降、毎年のように「結婚秒読み」と報じられてきた。が、現実化することはなかった。

 このことで、

「ジャニーズには“結婚は1グループ1名までしかできない”という暗黙のルールが存在する」

 という、あたかも都市伝説のような噂が広まることになった。SMAPなら木村拓哉、V6なら井ノ原快彦であり、TOKIOの場合、山口達也が既婚者である。国分がいくら結婚を望もうが、すでに“枠”は残されていない、ということになる。しかし、今回の結婚発表で、その噂は否定された。

「よき家庭人」の顔が必要だった!?

 では、ここまで国分が結婚に踏み切れなかった理由は何だったのか?

「交際をはじめてから7年も引っ張っておいて、なぜ、今、このタイミングでの結婚なのか、ということです。我々芸能記者の間では、計算ずくの結婚という見方が大勢を占めている。最近の国分は露出こそ多いですが、MCを務めるTBSの朝の情報番組『白熱ライブ ビビット』の視聴率は常時3パーセント前後と壊滅状態。昨年は『すぽると!』(フジテレビ)の司会を実質クビとなっており、国分の人気、資質を疑問視する声がテレビ関係者の間から続々とあがっています。同じ朝の番組(NHK『あさイチ』)で司会を務めるV6の井ノ原が常時、視聴率10パーセント超を稼ぐ活躍ぶりを見せているのとはあまりにも対称的ですね。こうした状況に危機感を覚えた国分は、結婚を道具に復活を果たそうと目論んだ。朝の番組は主婦の支持が得られなければ成功しない。そのためには井ノ原のように“よき家庭人”キャラが不可欠。だから、結婚した。そう考えないと、なぜ、このタイミングなのか、説明がつかないんですよ」(週刊誌記者)

 これまで、さんざん“結婚秒読み”と報じられてきた国分だが、現場の記者たちの間では、国分の本気度を疑う声のほうが強かったという。それは記者ばかりでなく、テレビ番組関係者も同様だ。

「国分のことを褒める人間はほとんどいないよ。彼の評判でよく聞くのが、口先だけで実がない奴だと。一見、言葉も流ちょうで誠実そうに見えるが、いいのは外面だけ。要は人間性があまり信用されていない。仕事は常に人任せで、本気が感じられない。『すぽると!』では、取材に行っても率先して選手と話をしようともせず、すべてスタッフ任せで、スポーツ番組の司会をしているという自覚がほとんど感じられない仕事ぶりだったそうです。当然、独自の視点でスポーツを語れるわけもなく、視聴者から見放されてしまったのが、番組を降板させられた理由ですよ。事務所のゴリ押しがあるから、仕方なく使っていても、今や彼と本気で仕事をしたいと思っている人間はほとんどいません。それが現実です」(民放関係者)

 ここへきて結婚に踏み切った国分。これが計算ずくだろうが、策略だろうが、純粋な結婚だろうが、どうでもいい。これを機に、いよいよ「本気」になって仕事に邁進し、事務所ではなく、自らの実力で「悪評」の数々をひっくり返してほしいものだ。

(取材・文/小林靖樹)