リーガに異常事態? メッシとC・ロナウド、2節終了時点で無得点は史上初

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 リーガ・エスパニョーラが2節を終え、普通ではないことが起こっているとスペイン紙『マルカ』は伝えている。

 まず第1節の10試合で12得点しか生まれなかった。リーガには世界有数のアタッカーが揃うが、彼らの才能に見合う得点数ではない。あまりにも少なく、普通ではない。

 第2節が終わって、セルタと共にリーガのトップにいるのがエイバルだ。エイバルは昨シーズン終了時点では、2部に降格が決まっていたチームだった。エルチェの未払いがあり、彼らは1部に残留できたのだ。そのチームがリーガの首位に立っている。

 最も普通ではないのは、世界をけん引する2人の偉大なストライカーがいまだにゴールを決めていないことだ。言わずと知れたバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。彼ら2人が第2節終了時点で得点を決めていないのは史上初めてのことだ。

 メッシは第1節のアスレティック・ビルバオ戦でPKという絶好のチャンスを手にしたが、外してしまった。一方でC・ロナウドは、レアル・マドリードで最もシュートを打っているが、1度もネットを揺らしていない。

 スペイン紙『アス』は、C・ロナウドが決して良い時期を過ごしていないことは数字でも証明されていると伝えている。

 C・ロナウドは第1節スポルティング・ヒホン戦、第2節ベティス戦での2試合で、69本のパスをして、115回ボールに触れた。

 だが、ウェールズ代表MFガレス・ベイルは2試合で85本のパスをしている。コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスはベティス戦だけで90本のパスをした。中盤でゲームメイクするドイツ代表MFトニ・クロースは165本、クロアチア代表MFルカ・モドリッチは153本だ。

 またボールに触った回数はチームで2番目に少ない。最も少ないのは112回で、フランス人センターバックのラファエル・ヴァランだった。C・ロナウドがいかにゲームに参加できていないか、この数字からも読み取ることができる。