吸血蚊が来襲の夏 “着る蚊帳”によって「人類vs蚊」の歴史が変わる!

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私の血液型はO型。実は、最も蚊に刺されやすい血液型だそうです。そして夏到来。いよいよかゆい季節がやって来たぞ……。

でも、今年こそは対策を講じたい。そして、見つけてしまいました。これさえあれば完璧! ビース株式会社が手がけるアイデアグッズブランド「BIBI LAB(ビビラボ)」が今月より発売しているのは、その名も『着る蚊帳 ネッツメン』です。

スゴいでしょ?「着る蚊帳」とは言い得て妙だし、ハチ駆除業者の格好に見えなくもない。それにしても、こんなに物々しいアイテムだとは……。
「昨夏、約70年ぶりの国内感染確認で社会問題化したデング熱が、商品開発のきっかけです。虫除けスプレーの成分で起こりうる肌荒れを気にする人も増えているので、この状況を踏まえ『スプレーを吹くための服をつくろう!』と考えました」(担当者)

あと一つ、思い出しました。これ、以前コネタで紹介した「人型寝袋フリース」にソックリ!
「あの時と同様、『見た目はアレだが合理的』を合言葉に本製品を開発しています」(担当者)

どこで“着る”蚊帳?


ところでこのコスチューム、どんなシチュエーションで着ることを推奨しているのだろう?
「ガーデン、ベランダ、ガレージなど自宅敷地内での使用を想定しています。キャンプやフェスとは違い、“蚊に刺される覚悟”ができていない場所での対策がテーマです。灯台下暗しですね」(担当者)

良かった。さすがにフェスで着るには、勇気が要るものな……。
「例えば、庭で洗濯物を干すとき。干す→取り込むと2回の手間があり、その工程には3〜4時間の空きができます。虫除け成分の弱いスプレーを肌に吹き付けた場合は、汗で流れたり効能が持続しない可能性が。そして成分の強いスプレーを使うと、肌荒れや小さいお子様への悪影響を心配される方もいらっしゃる。そこで“衣類用虫除けスプレー”を『ネッツメン』に吹き付け、庭に出るたびに着用してもらう……という使い方をイメージしました」(担当者)

「GVG」とは何なのか



ところで、この画像は何なのか。

「GVG」とはガーデン・ベランダ・ガレージを指しているみたいだけど、これじゃまるでRPGじゃないですか!
「日本人にとって、デング熱など蚊を介した疫病はもう他人事ではなくなりました。そこで面白いプロモーションを行い、若い世代が疫病を考えるきっかけになればいいな……と考えた次第です」(担当者)
たしかに夏休み中の学生さんは、旅費が安い台湾・中国・東南アジアなど感染リスクが高い場所を訪れる機会が多いです。その反面、危機管理意識が希薄になりやすい傾向もある。
「旅行への『ネッツメン』持参は難しいかもしれませんが、せめて『蚊の感染症って怖いらしい』と少しでも意識してもらえればと願っています」(担当者)

中二病心くすぐるラインアップ


そんな『着る蚊帳 ネッツメン』は、3つのコスチュームがラインアップされている模様。
●「天女の羽衣(ピンク/Mサイズ)」

●「蒼天夏時雨(ブルー/Lサイズ)」

●「白虎の仮宿(アイボリー/Lサイズ)」

価格はそれぞれ、6,600円(税別)です。
「『天女の羽衣ってなんだよ!』『中二病心をくすぐる商品名』という驚きの声に始まり、『これで刺されないなら着たい』『アウトドアでは異常に役立ちそう』など歓迎する声が今までに寄せられました」(担当者)

蚊の攻撃を100%防ぐ術は残念ながらありません。だからこそ『着る蚊帳 ネッツメン』とスプレーの併用で防御力をアップし、万全の状態で蚊の攻撃に備えたい。吸血蚊来襲の夏、“着る蚊帳”によって「人類vs蚊」の歴史が変わる!
(寺西ジャジューカ)