話し始めたらもうノンストップ。いわゆる“弾丸トーク”を展開する妻のうるささに耐えられなくなった夫が、その口に枕を押し当てて窒息死させるという事件が米国で起きた。

テキサス州ダラスの警察本部はこのほど、ペリートンドライブにあるアパートの一室で夫が妻をベッドの上で窒息死させる事件が起きたことを発表した。妻が呼吸を止めて動かなくなるまでその顔を枕で覆い続けたという夫。“二度と減らず口を叩けないようにしてやる”といった凶行であった。

この事件で逮捕されたのはジョナサン・エデレンという34歳の夫。「妻を殺した」と本人が911番通報したことから事件は発覚した。妻のシエーラ・セデヒア・ネクエイ・フォードさん(28)は自宅のベッドで死亡しており、ダラス署に連行されたエデレンは「妻は喋り出したら止まらない。何に関しても仕切りたがるからうるさい」などと供述したという。

殺害が行われたのは22日の夜。当日も早く帰宅するよう妻から電話が入り、一緒にマリファナを購入して吸入。しかし夫婦は激しい口論となり、エデレンはまくし立てる妻に苛立ちを募らせた。威嚇する目的で居間のテレビを持ち上げて中庭に放り投げる、妻の口元を塞ぐなど手荒い行動に出たが妻はおしゃべりを止めず、殺意の中で夜を迎えたという。「通報までに2日間迷った。僕を刑務所に入れて欲しい」と話すなど拘置所でも協力的な態度を見せているエデレンだが、殺害の動機や背景についてはまだ捜査が必要とのこと。設定された保釈保証金は100万ドルと非常に高額である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)