28日、西武プリンスドームではプロ野球公式戦=埼玉西武ライオンズ×北海道日本ハムファイターズの一戦が行われた。

試合は西武・菊池雄星、日ハム・メンドーサによる投手戦となったが、7回に石川慎がソロ本塁打を放って勝負あり。菊池の失投を見逃さなかった日ハムに軍配が上がった。

すると同日深夜放送、TBS「S1」では野球解説者・野村克也氏による「ボヤき解説」の模様が放送された。

29日に80歳になる野村氏。1回裏、秋山翔吾のヒットを「いいバッティングですよ。柔らかいよね。ということは膝の力が抜けている証拠だから。膝の柔らかい人は打ち方も良い」と絶賛したが、続く浅村栄斗の三振には「なんでこう大きく振るんだろうね。宝くじ打法だよね。当たったらラッキー」と苦言を呈した。

また、森友哉には「森さん、ファンだよ。いやー、ファンなんだ。楽しみ」という野村氏だったが、凡打に倒れた森がベンチでヘルメットを取るや「はぁ〜、茶髪」とため息。「髪の乱れは心の乱れ。ファン辞めた」と、茶髪の森に失望した野村氏はなんとファンを辞めてしまった。

さらに7回ツーアウトまで好投を続けた菊池が決勝の本塁打を浴びると、野村氏は「雄星よ、一球に笑い、一球に泣け」と一句。「野球って怖いね」と総括する一方、28日のアストロズ戦に登板し3本塁打を浴び6失点となった田中将大には「スライダーが見てると横に曲がってる。縦に落ちていくようなスライダーにしないと高い上に、横に曲がってるからどうしても打球が上に上がっちゃう」と助言した。