ダイハツが8日発売する新型車「クー」を披露する篠原涼子さん。(撮影:吉川忠行)

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ダイハツ工業<7262>は8日、新型コンパクトツーボックス車「COO(クー)」を同日から発売すると発表した。
 
 同車は、親会社のトヨタ自動車が12月に発売した2代目「bB(ビービー)」 とベースを共用。20−30代の主婦層やその家族をターゲットに、テレビCMには女優の篠原涼子さんを起用した。東京都港区のホテル日航東京で行った発表記者会見で、箕浦輝幸社長は「ブーン、ビーゴに続く、登録車の第3の柱に位置づけ、積極的に拡販していく」とアピールした。

 エンジンは、DVVT(連続可変バルブタイミング機能)4気筒を採用。 排気量は1.3リットルと1.5リットルの2種類を設定した。クラストップレベルという995ミリの前後乗員間隔を確保、丸みのあるインパネにはつやのある黒い塗装をほどこし、ゆとりのある居住性と高い質感を演出したとしている。

 税込み価格は、2WDで136万5000円から170万1000円、4WDで164万2200円から187万3200円。国内の月販目標台数は1000台で、海外向けには7月にも生産を開始し、欧州へ完成車を月約1000台投入する予定だ。

 コンパクトツーボックス車は、横ばい傾向が続く国内市場の中で、10年で2倍に拡大している成長領域。同社は、トヨタ「ヴィッツ」などの中古車が市場に出てきているため、新型車と中古車との引っ張り合いが続くと見ている。【了】

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