13日に東京都港区のライブドア本社で開かれた会見で「厳粛に受け止めている」と陳謝する平松庚三社長(右)と清水幸裕・執行役員上級副社長。(撮影:吉川忠行)

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ライブドアグループをめぐる証券取引法違反の罪で、堀江貴文前社長ら4被告とライブドア(LD)、ライブドアマーケティング(LDM)が東京地検に起訴されたのを受け、ライブドアの平松庚三社長は13日午後6時から、東京都港区の同本社で記者会見し「起訴という重大なことが起こったことに対し厳粛に受け止めている」と述べた。その上で、捜査への協力と再発防止に向けた取り組みを行う方針を示した。

 会見には、平松社長のほか、清水幸裕・執行役員上級副社長が同席し、株主、取引先、市場関係者らに深く陳謝した。清水副社長は「従業員は今回の事件について知らない人が大多数。これから全従業員でがんばって参りたい」と社内の状況を説明した。

 平松社長は、コンプライアンス強化のために、麗澤大学の梅田徹教授をアドバイザーに迎えて体制を整える計画があることを明らかにした。

 また、同社長は、熊谷史人代表取締役の不在について、会見が行われた時刻に「東京地検での事情聴取中のため、会見には出席しなかった」と説明、「経営を一任されていると理解している。(わたしが)会社の責任者として説明している」と釈明した。【了】

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