「アイスの日」にちなんだ特製アイスに感動(撮影:常井健一)

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9日の「アイスクリームの日」にちなみ、ハーゲンダッツ・ジャパン(本社:東京都目黒区、関順一郎社長)は同日、高級食器とセットになった1皿1万円の特製アイスクリーム「Take me away(私を連れてって)」(アイスのみは1800円)を20個限定で発売した。使用されているカップとスプーンはイタリアの高級日用雑貨ブランド「ALESSI(アレッシィ)」製の特注品。

 「1万円アイスクリーム」は、東京都港区の六本木ヒルズ内特設会場「プレミアムラウンジ」のみで販売。会場ではそのほか、イタリアや中国をはじめ各国のスイーツをモチーフにした1000円から1万円の10種類の限定アイスを販売する。

 開店直後の午後5時過ぎ、店内はOLなど女性客らでほぼ満席。大盛りの特製アイスクリームが届くと携帯のカメラで撮影したり、友人同士で互いのアイスを味見しあう姿が見られた。会社の同僚と訪れた大谷真希さん(25)は「普通のアイスだったら、この量は食べられなかったと思う。1800円だったら、いつもは無理だけど、自分にご褒美をあげるような気持ちで挑戦できる価格です」と話し、注目のアイスを笑顔で頬張った。

 同社は、「アイスの日」にこれまで街頭でのサンプリングやデザートコンテストを開催してきたが、特設の店舗を設けるのは今回が初めて。同社広報では「『極上の旅』をイメージした。ゆったりしたラウンジスタイルで音楽を聴きながら、世界を旅する気分にひたってほしい」と話しており、1万円アイスについては、「ターゲットは20・30代の女性。最近は価格帯が両極になっている。それだけの価値を求めていただける方も多い」と自信を見せた。

 『アイスクリームの日』は、町田房蔵が1869(明治2)年、横浜馬車道に開いた「氷水屋」で初めてアイスクリームの製造・販売を行ったことを記念して、1964(昭和39)年制定された。発売当時は、「あいすくりん」という名称で、一人前の値段は2分、現在のお金で約8000円と大変高価な嗜好品だった。【了】


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