大蔵映画『肉体の市場』(小林悟監督)が封切られたのは1962年。今年50周年の節目を迎えたピンク映画だが、皮肉なことにここへ来て“国産映画用フィルム消滅”というピンク映画史上最悪の事態が起きている。「一般映画ではデジタル撮影が主流ですが、年間36本製作されるピンク映画だけはいまだフィルム撮影がメーン。そこへ9月12日、国内で唯一映画用フィルムを生産していた『富士フイルム』が、需要減少を理由に来年春で製造を