◆「菅直人首相は、国民意識と大幅にズレている」という事実と感覚をはっきりと露にした。それが、1月24日に召集の通常国会における衆参両院本会議での施政方針演説であつた。社会保障と税の一体改革や、各国との経済連携に不退転の決意で臨む姿勢を強調、「私が掲げる国づくりの理念、それは『平成の開国』、『最小不幸社会の景気実現』、そして『不条理を正す政治』の3つです」と力説、これらの言葉が、国民の失望を招いた。