スポーツを撮影するならスマホより圧倒的にウェアラブルカメラが有利なワケ5つ

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春になり、行楽やスポーツが楽しい季節になってきた。
すでに1カ月を切ったゴールデンウィークに向けて、旅行の計画を立てるのも楽しい時期だろう。
さらに、アウトドアや、スポーツを楽しんでいる最中に写真や動画を撮影することも、今後増えてくるに違いない。

特に最近は動画の撮影が盛んで、理由としては
・スマホでも簡単にHD画質で撮影できるようになった
・YouTubeやFacebookなど無料で動画を保存(共有)できるサイトが増えた

というものだろう。

だが、アウトドアやスポーツをしているときはぜひとも「ウェアラブルカメラ」を使って欲しいというのが筆者の想いだ。

●スマホではなく「ウェアラブルカメラ」のワケ
スマホでもHDやフルHDといった綺麗な動画が撮影できるが、スポーツには「ウェアラブルカメラ(アクションカメラ)」を使いたい。
その理由は以下だ。
その1:コンパクトなため持ち歩きに支障が少ない
旅行であれば、ムービーカメラを使うのもありだが、トレッキングやサイクリングといったスポーツ時は荷物をできるだけ少なくしたいもの。
最近のウェアラブルカメラは100gを切るものも少なくないため、コンパクトで持ち歩きやすい。

その2:動画用にカメラを分けることでスマホのバッテリー節約に繋がる
スマホでの動画撮影はかなりバッテリー消費に繋がる。そこで動画は動画専用にウェアラブルカメラを使うことで、スマホの利用頻度を減らし、結果的にスマホのバッテリーが長持ちする仕組みだ。
なお、ウェアラブルカメラはバッテリーが2時間ほど持つものが多い。

その3:基本的に防水、モデルによっては水中撮影できるものもある
ウェアラブルカメラはもともと屋外で使われることを前提に作られているため、防水(または防水ハウジング)となっている。モデルにもよるが水中撮影もできるため、夏のダイビングにも持ってこいだ。

その4:最近のウェアラブルカメラは、4K動画撮影や広角撮影に特化したものも
近年のウェアラブルカメラは画質の向上がすさまじく、フルHD動画撮影は当然対応、一部高級モデルでは4K動画撮影に対応したものもある。さらに、180度魚眼レンズを搭載し、周囲の風景を一気に録画するモデルや、スローモーション撮影できるモデルもある。

その5:どれもスマホとの連携ができる
ウェアラブルカメラにはそれ自体にディスプレイを搭載していないものも多いが、Wi-Fiによりスマホと連携するものがほとんど。撮影した動画をすぐにスマホでチェックする、設定をスマホから変更するなどお手のものだ。

といった具合で、さすが屋外やスポーツに特化しただけあり、メリットが非常に多い。

●ウェアラブルカメラメーカー別おすすめスポーツはなに?
ウェアラブルカメラは、普通のデジカメとは違いメーカーの特色が非常に大きく出ている製品だ。
例えば、メーカーでもこんなに差があるのだ。

・ソニー
手ぶれ補正が非常に強いほか、単独でGPSを搭載しており、無料の動画編集ソフトを使い動画上にルート軌跡を表示も可能。一部モデルではNFCに対応し、Xperiaなどにかざすだけでペアリングが完了する。
おすすめスポーツ → サイクリング、バイクツーリング、トレッキング、ハイキング、ゴルフなど

・パナソニック
カメラと本体が別れており、70cmのケーブルで接続されている2体型の非常に珍しいカメラ。カメラ部が軽く、頭部に付けても違和感が無い。また、ケーブルで自由に動かせるため例えば木の穴の中を撮影してみるなど、他のカメラではできないことができる
おすすめスポーツ → トレッキング、ハイキング、バイクツーリング、釣り、ゴルフなど



カメラと本体が分離している非常に珍しいパナソニックのウェアラブルカメラ

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・リコー
まるでGショックかのようなゴツイ印象を受ける本体が特徴。ハウジング無しで10mの防水撮影や、耐衝撃にも対応している。また耐寒もウリにしているため、過酷なアウトドアに向いているカメラと言えよう。
おすすめスポーツ → トレッキング、ハウジング、登山、ダイビング、スキーなど

・GoPro
ウェアラブルカメラといえばと言われるほど有名なGoPro。特徴は画質の高さと、オプション品の多さだ。ハウジング利用で40mまでの水中撮影を可能にするほか、耐衝撃ケースも用意されている。
おすすめスポーツ → サイクリング、トレッキング、ハイキング、登山、ダイビング、釣り、ゴルフなど

・シマノ
自転車や釣具で有名なシマノもウェアラブルカメラを販売している。面白いのは用途をサイクリングと釣りに絞っていること。ハウジング無しで水中撮影や、180度魚眼レンズ撮影など面白い装備を搭載している。
おすすめスポーツ → サイクリング、ハイキング、釣りなど

・GARMIN
ナビ大手の米ガーミンが出しているウェアラブルカメラは、やや大きいものの高性能モデルではGPS搭載や、大容量バッテリーが魅力なモデル。サイクリングやバイクツーリングにオススメしたい。
おすすめスポーツ → サイクリング、バイクツーリング、ハイキングなど

以上のように、メーカーごとにさまざまな特色があるのがウェアラブルカメラなのだ。
最新モデルでは4K動画撮影できるなど、機能こそ向上しているものの、値段が35,000円以上するものも少なくない。
GoProに関しては7万円近い価格がするモデルもある。

少しお得に購入したい場合には、1世代前のモデルを狙うのもアリだ。
それでもフルHD動画撮影やスマホ対応しているうえ、最新モデルよりも1万円ほど安く購入できる。

今年はウェアラブルカメラを持って、スポーツや旅行の撮影に挑戦してみよう。

ソニー公式サイト
パナソニック公式サイト
リコー公式サイト
タジマモーターコーポレーション(GoPro日本総代理店)公式サイト
シマノスポーツカメラ公式サイト
ガーミン公式サイト


布施 繁樹