Google、好きなパーツで組み立てられるスマホ「Project Ara」の最新試作機「Spiral 2」を公開!年内にテスト販売も予定ーーモジュールには東芝や富士通のロゴも

Googleが「Project Ara」の最新試作機「Spiral 2」を公開!

Googe(グーグル)は14日(現地時間)、ディスプレイやプロセッサー、カメラ、センサーなどの各パーツを自分の好みで組み合わせてオリジナルのスマートフォン(スマホ)を作れるハードウェアのAndroidを採用したハードウェアオープンプラットフォーム「Project Ara」において最新試作機「Spiral 2」を公開しています。

なお、次回の試作機「Spiral 3」が完成した後、2015年下半期以降にプエルトリコにてテスト販売を予定しています。価格は最小のパーツで構成されたベースモデルがで50ドル(約6,000円)程度を予定していますが、追加するパーツを増やすとそれぞれ価格が上がります。




Project Araは、ベースとなり、各部品の間をつなげる「フレーム」に自分の好きなスペック・性能のパーツ部品(モジュール)をはめ込み、レゴブロックのように組み立てることで自分専用にカスタマイズしたスマホを作れるというもの。

モジュールには、プロセッサー(CPUなど)やディスプレイ、キーボード、バッテリー、無線LAN、Bluetooth、加速度センサーなどのスマホに搭載されている機能が考えられています。

モジュールは最小の20mm四方から、長方形の20×40mm、最大の43mm四方があり、自分で選んで"合体"させてオリジナルスマホを作れます。

当初は2014年9月にプロトタイプがリリースされ、同年11月までに販売する通信事業者が選ばれ、2015年1月にファーストモデル「Gray Phone」を発売するとしていましたが、開発が難航しており、かなり遅れています。

今回公開されたSpiral 2は3G対応モデルで、今後、LTEに対応させたSpiral 3を公開する予定。Spiral 2を紹介する動画にはモジュールに東芝(TOSHIBA)や富士通(Fujitsu)のロゴも掲載されています。東芝はすでに「Project Ara用モジュール開発者様向けサイト」も公開しており、各種モジュールを提供することを発表しています。



記事執筆:memn0ck


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