今月15日のコッパイタリア5回戦(スペツィア戦)で後半開始早々にゴールを決め、自らのホームデビューに華を添えたACミラン本田圭佑だったが、続くセリエA第20節(ベローナ戦)では、チャンスメイクこそするものの主要スポーツ紙がチーム最低評価を付ける厳しい結果となっている。

日本テレビ「Going! Sports&News」(25日放送分)では「現地メディアが本田を酷評!ミラン大物OBの評価は?」と題し、現在はミランの広報を務める元イタリア代表ダニエル・マッサーロ氏に行ったインタビューの模様を放送した。

「唯一感じたのはフィジカルの準備がまだ整っていないということです。今いるのは別のホンダです」というマッサーロ氏は、その理由を「イタリアに来る前、1ヵ月以上試合に出ていなかったわけですから」と本田が本調子ではないと説明する。

また、地元メディアの評価については、「メディアの評価はどうでもいいこと。重要なのは監督の指示に従い、チームが結果を出すこと。新聞の評価はよく話題にされますが、私は現役時代、見たことがありません」、「ホンダは2ゴールを挙げるような活躍を期待されているのでしょうが、そんなプレーはいつもできるはずはありません」といい、本田を擁護した。

そんなマッサーロ氏は、「ホンダは物怖じしません。入団して間もないのに試合で自信を持ってチームメイトに指示を出してました。ジェスチャーからも分かりましたが、敵のマークから離れた時、自分にボールを渡すよう要求していました。長年ミランでプレーしてきた各国の代表選手に対して要求していたのです。これはホンダが強いメンタリティーを持っている証拠。そういうところが私は気に入ってます」と評価した。