ミランが狙うMFアデム・リャイッチについて、フィオレンティーナは厳しい路線を変えていない。クラブは4日、ミランのオファーは不適切であり、受けることはできないと声明を発表した。ミランのファクスによるオファーも、フィオレンティーナが断った形だ。

3日の練習試合でゴールを決めたリャイッチについて、サポーターは契約を延長するようにうながしている。一方で、幹部のパオロ・パネライ氏のツイッターでのコメントが騒動を呼んだ。同氏は「親愛なるアドリアーノ、これはダメだ。モントリーヴォのときはコンタクトがないと誓っていた。リャイッチについてはルールを破っている」とつぶやいている。

パネライ氏はミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役に対し、選手にコンタクトを取り、正式な代理人ではなく、リャイッチの家族が信頼する人間に、選手にミラン移籍を説得するように頼んだと抗議しているのだ。

ミランはこれに対し、公式な立場を表明するのではなく、非公式な形で反論している。リャイッチの正式な代理人にコンタクトを取り、クラブに公式なオファーを送って、正しい形で動いたと主張した。その上で、リャイッチが獲得目標であることを認めている。

フィオレンティーナがリャイッチ移籍への道を閉ざす一方で、CSKAモスクワはMF本田圭佑の移籍に道を開けているようだ。少なくとも、ロシア『イズベスチヤ』はそう報じている。

これによると、ミランとCSKAが急に再び近付いたという。CSKAが求める500万ユーロ(約6億6000万円)と、ミランが支払うと言っていた300万ユーロ(約3億9000万円)の中間、400万ユーロ(約5億3000万円)でまとまるというのだ。

だが、少なくとも現時点で、このニュースについて、CSKAの周辺から確認は取れていない。