真田裕貴が台湾のオールスター戦に出場する。リーグ1のセットアッパーとして選出されたのだ。

2011年、真田裕貴はポスティングシステムでMLBに新天地を求めようとした。しかし入札球団はなかった。真田はなおもMLB行きにこだわったが、トライアウトも不合格。昨年は古巣巨人で投げたが、みじめな成績に終わり、オフに戦力外となった。
今年に入って台湾の兄弟エレファンツにトライアウトを経て入団。救援投手として投げた。
台湾の成績も含むキャリアSTATS

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真田は球威ある速球にシュート、スライダーを持っている。しかし、そのどれもが制球が甘い。被安打が多く、肝心なところで踏ん張れなかった。
高卒逆指名で巨人に入団したことを見ても、素材的には期待が高かったのだが、精度が上がらなかったという感がある。

しかし、台湾では真田は通用した。先月、私は台湾で野球を見たが、台湾の打者は投球をほとんど見ない。ストライクとあらばどんどん振っていく。
こういう野球では、制球が大雑把な真田でも通用するのではないかと思われた。
もちろん、野球はメンタルな要素が大きい。救援に成功するうちに自信を取り戻し、投球に精彩が戻った可能性は大いにある。
19ホールドは1位。救援登板数41も1位。

マニー・ラミレスのように台湾を踏み台にして、真田は再飛躍できるだろうか。期待したい。