ローマは新監督人事を決着させるのに、24時間かけることにしたようだ。最右翼と見られるのは、元フランス代表監督のローラン・ブラン氏。だが、同じフランス人のルディ・ガルシア監督が上回る可能性もある。5日にトリゴリアのオフィスで行われる首脳陣の会議が決め手となるだろう。この会議にはジェームズ・パッロッタ会長もビデオで出席すると見られ、同会長が最後に決めるはずだ。

新監督を探すローマにとって、4日は忙しい一日だった。ランチタイムに上層部が会議し、その後ワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)がミラノへ飛んで、ブラン監督やガルシア監督の代理人と会っている。

だが、すべてはオーナー陣、特にパッロッタ会長の意向次第だ。ワルテル・マッツァーリ監督とマッシミリアーノ・アッレグリ監督を逃したローマは、ブラン監督やガルシア監督を上回る国際的知名度を持った指揮官の招へいをまだ完全に諦めていない。そのため、すべては5日の会議が決め手となる。

一方で、現フランス代表監督のディディエ・デシャン氏は、前任者であるブラン監督のローマ行きについて、次のように話している。

「ローマは良いクラブで、特別なプレッシャーがあるところだ。決まったら、彼のことをうれしく思うよ。公式にコメントする前に、まずは待ちたい。良い道にあることは知っている。ローランがベンチに戻りたがっていること、再び指揮を執るチャンスを求めていることは知っているよ」