10日のキエーヴォ戦で2−1と勝ち越し点を挙げたインテルDFアンドレア・ラノッキアは、アシストをしたFWアントニオ・カッサーノをたたえている。

「朝の練習であの形を試していたんだ。うまくいって満足しているよ。カッサーノは望むところにボールを送ることができるんだ。僕は攻撃でも手を貸そうとしている。でも、ほかの人がゴールを決めた方がいいけどね」

いずれにしても、キエーヴォ戦の勝利で、ヨーロッパリーグのクルージュ戦に向かうインテルのムードは良い。

「クルージュはチャンピオンズリーグを戦ったチームだ。難しい相手になるだろう。今日、僕らはグループが完全にそろった。これはベストの準備をする上で重要なことだ。ラウンドを突破するには、2試合とも気をつけてうまくやる必要がある」

「今はチームにとって難しく、大事なときだ。でも、僕らにはそこを乗り切るだけの選手たちがそろっている。勝利を取り戻したのは大きかった。僕らは輝きを失っていたけど、落ち着かせることができたね。次はセットプレーやカウンターに関して改善しなければいけない」

ラノッキアは来季の新戦力になるかもしれないサンプドリアFWマウロ・イカルディについても言及した。

「イカルディは素晴らしい選手だ。加入するなら、もちろん重要な補強となるだろう。でも、決めるのはクラブだ。僕らはプレーのことだけを考えている」

また、自身の状況とMFズドラフコ・クズマノビッチについて、次のように話している。

「僕にとっては(アンドレア・)ストラマッチョーニ監督が重要だった。キャンプのときから信頼してくれたからね。昨季のことがあって、僕はそれを必要としていたんだ。懸命に仕事をしてきた。クズマノビッチはすごく走ってくれるし、ディフェンスの前で良いフィルターになってくれる。彼がいると、相手の前線にボールがあまり来ないんだ」

最後に、ラノッキアはミランFWマリオ・バロテッリについても言及した。

「マリオとは代表でダービーについて話したよ。彼はゴールを決めるって言っているんだ。僕は、抜かせないぞと言っておいた。僕が正しかったことになるのを願っているよ!」

ラノッキアはクルージュ戦でも先発する見込みだ。守備ではDFクリスティアン・キヴも復帰する。また、ストラマッチョーニ監督はMFアルバロ・ペレイラとMFリカルド・アルバレスを先発で起用するだろう。MFマテオ・コバチッチの起用は微妙だ。足首をひねった同選手は、キエーヴォ戦を欠場しており、12日も別メニューだった。メディカルスタッフからの許可はまだ出ておらず、復帰はフィオレンティーナ戦に先送りとなるかもしれない。