インテルMFヴェスレイ・スナイデルがガラタサライ移籍に「イエス」と言った。同選手は20日夜にサインし、ガラタサライはクラブの公式サイトで合意を発表している。契約は2年半で、年俸は500万ユーロ(約6億円)。インテルには750万ユーロ(約9億円)の移籍金が入る。

ミラノ中心部のホテルでの会談終了後、正式に発表がなされた。会談は20時30分(現地時間、以下同)に始まり、スナイデルと代理人、ガラタサライ派遣団との話し合いは、21時40分に「イエス」が訪れた。

スナイデルはガラタサライの公式チャンネルの電話インタビューで、「ガラタサライのようなクラブでプレーすることをうれしく思う。もう初戦のことを考えているよ。僕はビッグマッチが好きだ。ベジクタシュと戦いたい。(ファティ・)テリム監督? いろいろ話を聞いてきたね。イタリアでのキャリアも知っている。一緒に素晴らしい仕事をするよ」と話している。

スナイデルは20日の日中、マッシモ・モラッティ会長とも会談していた。このときは、長きにわたった去就問題に終止符を打てたものの、両者ともに正式発表はしなかった。モラッティ会長は「スナイデルはガラタサライ移籍により近づいたか? イエスだと思う」とコメント。次のように話していた。

「彼が残る可能性は常に残っているが、やるべき選択があると思う。彼と話したかった。必要だと思っていたんだ。和解? 戦争があったわけじゃない。すべての状況を整理し、それぞれの希望を見るためのおしゃべりだった。ある方向に向かっているか? イエスだと思う」

これに対し、スナイデルは『スカイ・スポーツ』で「たくさん話した。ずっと良い関係にあるからだ。コーヒーを飲んだだけさ」とコメント。このように続けていた。

「2つの選択肢があるという点で、会長の発言は正しい。僕はここですべてに勝った。サポーターやクラブとともにね。僕はここですごく満足なんだ。もう少ししたら、『ここでずっと満足だった』とか、『まだここで満足だ』とか言うだろう。どうなるかはまだ分からない」

また、スナイデルはインテルのサポーターに対し、「彼らは常に最大のサポーターだ。僕を愛してくれているのは知っている。僕も彼らをすごく愛しているよ。でも、トルコは具体的な可能性だ」と話していた。

なお、スナイデルの夫人であるヨランテ・カバウさんは、ツイッターで「みんなの優しいメッセージ、ありがとう」とトルコ語でもツイートしている。