英経済誌エコノミストは24日、「熱い食べ物、退屈なビール(Fiery foo、boring beer)」と題したソウルリポートを掲載し、「韓国のビールは北朝鮮のビールよりもまずい」と酷評した。複数の韓国メディアが28日、報じた。(イメージ写真:Photo by Thinkstock/Getty Images.)※写真の無断ダウンロードと転用を禁じます。

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 英経済誌エコノミストは24日、「熱い食べ物、退屈なビール(Fiery foo、boring beer)」と題したソウルリポートを掲載し、「韓国のビールは北朝鮮のビールよりもまずい」と酷評した。複数の韓国メディアが28日、報じた。

 記事は、韓国のビールは韓国大手ビールメーカーの寡占と中小メーカーの参入を阻む規制により、食べ物ほど「味の競争力」が発揮できていないと指摘した。

 韓国ビールがまずい理由について、市場の大半を占める「Cass(カス)」と「hite(ハイト)」の2大ブランドとも、ビールにとって重要な原料である麦芽をあまり含んでいないからだと分析。メーカーは、麦芽の代わりに米やとうもろこしを使っているようだとし、韓国の大手ビールメーカー「Hite−Jinro」と「Oriental Brewery(OB)」が販売するビールの価格が、1缶(330ml)1850ウォン(約140円)であることからも、それは一致すると説明した。

 一方、北朝鮮の「大同江ビール」は、英国から輸入した設備を使って製造されているため、韓国のビールよりもはるかに味が優れているとした。

 記事は、韓国のビール市場には規制があり、中小メーカーの参入が困難な構造になっていると指摘。卸売り条件が生産能力100万リットル以上から12万リットルに引き下げられたが、複雑な税制と輸入関税などによりビールの生産に挑戦する業者は少ないと伝えた。(編集担当:新川悠)(イメージ写真:Photo by Thinkstock/Getty Images.)