BookLive からWiMAX内蔵の電子書籍リーダー Lideo、6型 170g で8480円

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電子書籍ストアの BookLive が、専用の電子書籍端末 Lideo を発表しました。6インチ電子ペーパーディスプレイ採用で約170g と軽量でありつつ、通信料無料の WiMAXを内蔵し圏内ならどこでも本が買えることを売りにしています。


端末のメーカーは NEC。UQ WiMAX が提供する WiMAXネットワークのほか、802.11b/g/n にも対応します。縦横 165 x 110mm で厚さ 9.4mm、本体 170g は、「6インチE Ink ディスプレイ採用で通信機能内蔵の電子ブック端末として世界最小・最軽量」(NEC)。バッテリー駆動時間は一日30分使用で約1か月換算。

ストレージは内蔵4GBで外部メディアスロットなどは備えないものの、BookLive で購入した書籍はライブラリがクラウドにあるため、「小説で約3000冊」を超えて購入しても、 WiMAX か WiFi 圏内ならクラウドから落として読めます。

契約不要・通信不要の WiMAX 通信機能を内蔵する理由は、電子書籍リーダーを使ううえでの手続きやセットアップを極力減らし、誰でも簡単に使えるようにすること。BookLive はスマートフォンやタブレットにも対応していますが、専用の電子書籍端末を読書好きはもちろんシニア世代、電子機器やネットに慣れない層に訴求する製品として位置づけています。

そのため初期セットアップも(比較的)単純で、本体が固有のIDを最初から備えているため、メールアドレスの登録や BookLive アカウント設定の必要がありません。最初に必要なのは年齢・性別の入力とパスワードの設定のみ。といっても書籍の購入にはクレジットカード情報の登録か、WebMoney / BitCash または三省堂書店の点決済が必要です。

また本体の操作は日本語の刻印付きハードウェアボタンだったり、紙の操作ガイドが付属するなど、ネットやデジタル機器のお約束知識をできるだけ要求しないつくりを謳っています。

読める書籍の数は、BookLive! で販売する書籍 約10万冊のうち約9万5000冊。わざわざ(※楽譜等を含まず)と注記してあります。

端末の販売は三省堂書店の店頭と、BookLive! のネット直販のみ。三省堂の店頭では対面販売で初期登録などをサポートします。発売は12月10日、価格は8480円。