日本コロムビアが「違法配信実態調査」のアルバイトを募集(画像は、Musicman-NETから)

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違法配信されている音楽・映像などを探す、「違法配信実態調査」のアルバイトを日本コロムビアが募集している。

一日中ネットサーフィンができる業務内容のため、ひきこもりや「ニート」にうってつけだとネットユーザーらは色めき立った。

ところが、在宅勤務ではないことがわかり、「なんで出社する必要が有るんだよ」「お外怖い…」など落胆の声が相次ぐこととなった。

「お前ら急げ」「これはすばらしい」

「伝統と歴史にくわえ、変革を!!!一緒に日本コロムビアの、いいえ、音楽ビジネスの新たな100年の礎を創っていきませんか?」とぶちあげたのは日本コロムビア。2012年11月6日から「違法配信実態調査」のアルバイト社員募集している。要項は音楽業界の求人サイト・Musicman-NETに掲載された。

仕事内容は、インターネット中から根気良く、効率よく、違法に配信されている音楽・映像等を発見することだと書かれている。要するに、一日中動画共有サイトやアップローダーなどを巡回して、違法配信を探し、場合により削除申請などを行うらしい。採用担当は、「音楽業界として、違法配信に本格的に対策を講じていきます。音楽業界を守る仕事でもあり、その熱意を持った方を歓迎します」とコメントしていた。

求めるキャリア・スキル・応募資格には、

・音楽市場の最新情報を敏感に追いかけている方
・PCやネットの扱いを苦にせず、根気強くサーチすることができ、整理整頓して報告ができる方
・よりベターな探し方を考えるなど、工夫が好きな方
・真面目でフットワークがあり、元気に勤務していただける方

と書かれている。業務の対象は当然海外のサイトも含まれているが、特段の語学力やスキルが必要というわけではないそうだ。

一日中ネットを見て暮らしている人種にとっては、うってつけの仕事に見える。「お前ら急げ」「人生最後のチャンス」「これはすばらしい」「大手の元で安定して長期で働けるみたいなんだから暇してるニート応募して来いよ」などと、2ちゃんねるをはじめとするネットユーザーらは一躍色めき立った。

時給は900円(季節賞与制度あり)からで、社会保険等完備、交通費は全額支給と、アルバイトの待遇としてもどうして悪くない。

在宅勤務ではなかった…

ところが、大きな罠があった。勤務地は東京の虎ノ門にある日本コロムビアの本社と定められていて、仕事をするには自宅を出て通勤しないといけない。これを知ると、「ネット監視て自宅じゃ駄目なんか。。w 」「なんでこんな仕事で出社する必要があるんだよ!在宅で十分だろ!!お外怖い…」と落胆する声が相次いだ。

また、「真面目でフットワークがあり、元気に勤務していただける方」という条件に対しても、「これはむりw」「真面目で元気な奴がネットのアングラに詳しいわけねえだろ。根暗のキモオタを募集しろよ」という投稿もあった。

なぜこのような条件が必要なのか。日本コロムビアにJ-CASTが取材をしたところ、「書かれている以上にお話しすることはない」とのことで、詳しくは聞けなかった。