韓国ロケット「羅老号」、打ち上げは来月に持ち越しか 無期延期のウワサも…

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26日に行われた韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老号」(KSLV-1)の打ち上げが、不具合によって延期となった。韓国側は当初、31日に再度打ち上げを行うと発表していたが、どうやら問題解決に時間がかかっているようで来月へ持ち越しになった。

韓国教育科学技術省と航空宇宙研究院は27日、羅老号の打ち上げ日程について論議する「発射管理委員会」を来月初めに開くことを明らかにした。もともと羅老号の打ち上げ予定期間は、10月26日〜31日。26日の打ち上げでは部品トラブルで急きょ延期になり、31日に再度打ち上げを行う予定となっていた。

だが、31日に打ち上げを行うためには、委員会の開催から打ち上げ準備期間を入れて、少なくとも3日前の28日には開いていなければならない。韓国教育科学技術省と航空宇宙研究院が、発表で「来月初めに委員会を開く」と発表したということは、打ち上げはそれからさらに数日後になることを意味する。そうなると、羅老号の次の打ち上げは、11月中旬頃になると見ることができる。

韓国のメディア「newsis」は、「31日に再打ち上げが決まっても、今回のように延期になったり、打ち上げ予定の31日までに打ち上げ日程が出せなかったりした場合は、打ち上げが無期延期になる可能性も捨てきれない」と指摘した。

韓国のインターネット上には、「どうか成功しますように。ミサイル技術や人工衛星の独自技術が発展しますように」「ネタなの?打ち上げるって言ったの何回目だ?」「日本が笑っているようで腹が立つ」などと成功を祈る声が相次いでいる。

参照:newsis
参照:国民日報

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