「後半すべてを10人で戦うという難しいコンディションで、ダービーに勝つことができたのは素晴らしい」

ミラン戦での勝利から一夜明け、インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督は、『Radiouno』の番組「Radio anch'io lo sport」の中で、このように満足感を表している。

「2倍の価値がある勝利だ。3倍と言ってもいい。数的不利にもかかわらず、我々はよく耐えたからね。(マッシモ・)モラッティ会長は私と(ジョゼ・)モウリーニョを比較している? 会長の言葉は誇りに思うが、その比較は笑ってしまう。モウリーニョはあらゆるところで勝ってきた。彼と比べて、私は何者でもない」

「もちろん、彼がやってきたことは、すべての若い監督にとっての目標になると思うよ。私は幸運にも彼からアドバイスを受けることができた。だが残念なことに、ピッチで彼の仕事を見たことはないんだ。私のような若い監督は、ほぼあらゆる指揮官からヒントを得るものだ。(レンツォ・)ウリヴィエリ、(ルチアーノ・)スパレッティ、(ブルーノ・)コンティ…。今の私は幸せだが、地に足をつけよう。正しい道にいるが、やるべきことはたくさんあるからだ。リーグ中断は良いタイミングで訪れた」

ダービー終了時に抱き合ったFWアントニオ・カッサーノとの関係について、ストラマッチョーニ監督は「昨日は離してくれなかったね。腰がヘルニアになった」と冗談を飛ばし、次のように続けた。

「(チェーザレ・)プランデッリ監督が代表に招集しない理由? いろいろなことを見る必要がある。監督がどういうシステムでやろうとしているかとか、ストライカーに求めること次第だ。彼に聞くべきじゃないかな」

「私はカッサーノをしっかりつなぎとめておきたい。私と一緒にとてもうまくやってくれている。インテルのためによくやっており、私にとって大事なのは彼がそれを続けることだ。こういうパフォーマンスを続け、こうやって簡単に味方にゴールを決めさせていれば、これから監督にとってもうれしい悲鳴となるだろうね」

ストラマッチョーニ監督はインテリスタとも最高の関係を築きつつある。

「シエナ戦でサポーターが私に横断幕を掲げてくれたんだ。私と一緒にいると分からせてくれた。すごく感動したよ。私はまだ何もやっていないのだし、最下位相手にホームで負けたにもかかわらず、クルヴァは我々を支えてくれた。私は決してこういうことを忘れない。このダービーに勝つことで、先に信頼を示してくれたことにちょっと報いることができた」