秋元康「AKBじゃんけん大会」八百長説を一蹴 「AKB48グループはいつだってガチだ」
「AKB48」総合プロデューサーの秋元康さん(54)が、2012年9月18日に行われた「第3回じゃんけん大会」に関して「八百長疑惑」がささやかれていることについて、新聞のコラムに「100%ありえない」と書いた。
島崎遥香さん(18)が優勝できたのは、他のメンバーと違って腹のくくり方が違っていたからなのだという。
チョキしか出さずに勝ち残り優勝した
じゃんけん大会は2010年から始まり今回が3回目で、勝ち残った上位16人が新曲を歌うメンバーとなり、優勝した人がセンターに抜擢される。今回参加したのは約230人と多く、上位に入るのはかなり難しい。
この企画はアイドルとしての人気や実力に関係なく、これまで目立たなかったメンバーにも新曲を歌うチャンスを与えようと始まった。「八百長」の疑惑が出たのは昨年の2回目からで、人気と実力共に備わった成長著しい篠田麻里子さんが優勝し、「できすぎている」と話題になった。
今回優勝の島崎さんに疑いがかけられたのは、優勝するまでチョキしか出さずに勝ち進んだこと。また、前田敦子さんの卒業後の「次世代センター候補」の位置にあったこと。今年10月に主演映画の公開を控えているなどがあった。
「島崎遥香は、自分だけの正解を持っているように見えた」
秋元さんは12年9月30日付けの読売新聞日曜版コラムで、じゃんけん大会について、
「そのあまりに出来過ぎた結果に『八百長じゃないの?』という人もいるが、100%あり得ない。AKB48グループはいつだってガチだ」
とした。じゃんけん大会に参加したメンバーの真剣な表情を見れば、真剣勝負以外の何ものでもないことがわかる、という。
島崎さんが優勝したのは、「腹の括り方」が違っていたのだという。チョキを出し続けて負けたらしょうがないが、自分には運がある、と思っていたからこそチョキを出し続けたのだろう、としている。この「自分には運がある」と思えるかどうかがポイントで、
「島崎遥香は、自分だけの正解を持っているように見えた」
と結んでいる。